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今日はだいぶ古い写真です。日本で本線電化が始まった1920年代に輸入された古典電気機関車が西武鉄道に譲渡され、活躍していました。写真は末期の姿、全て1986年の撮影です。(機関車の来歴については詳しく分からないので、記述誤りがあったらスミマセン。)

 

定期列車の運用は無く、”工臨”のような臨時貨物列車を牽引していました。いつ運転されるのかも時刻も分かりませんでしたが、決まった時刻に見かけた機会が多かったので狙ってみたら”来た~”という感じだったと思います😁。が、勿論”来ない”のハズレも沢山ありました。写真はE41形イギリスEnglish Electric社製で1926年~発注の機関車です。E41E44の4両が在籍していましたが稼働していたのはE43E44だけだったかも。ホキ車をサンドイッチ(プッシュプル)で走って来ました。

 

 

所沢の車両管理所にて。E44E43がパンタを上げていました。奥にはE71の姿が見られます。

 

所沢駅のホームから車両管理所を見たところです。E851形やE71の姿が見られます。今なら望遠で引っ張るんですが、当時はまだ一眼を持てていなかったんですね~。

 

一度だけ走りを撮影できたE71です。アメリカBaldwin/Westinghouse社 1922年製、秩父鉄道デキ1形と共に日本最古の本線用電気機関車です。1986年迄64年に渡り活躍しました。今年で丁度生誕100周年なんですね~。今は国鉄時代の茶色塗装にED10 2のプレートが復元され、横瀬の車両基地に静態保存されていると思います。私的には自分が産まれる前のED10の姿は知る由も無く、西武E71のイメージなんだけどな~😅。後方はE41形のようです。

 

こちらはE52です。1926年に輸入されたスイスBrown Boveri 製の機関車です。長いヒサシに大きい動輪、最も好みのスタイルだったんですが..

 

調子が悪かったんでしょうか?いつも留置線の一番奥に押し込まれていた印象、遂に走る姿を見ることは出来ませんでした。

 

この時は所沢駅のホームから遠目にE52が珍しく手前に出ていてパンタが上がってる??ように見えたので、上り電車に乗車しドア窓越しに撮影したものです。ガラスの反射が写り込んじゃいましたが😅、唯一記録できた”生きた”E52の姿でした。

 

現役の舶来電機の姿を見れたのはこの写真が最後、再びE43先頭のホキ貨物列車でした。この後も同じ時刻に何度か狙ってみましたが工臨はやって来なかった と記憶しています。左奥にはこれも懐かしの701系冷改車がやって来るのが見られます。

 

こうして日本初期の舶来電機が活躍する姿を捉えられていました。機会は少なく満足できる写真も撮れませんでしたが贅沢は言えず😅、近くを舶来古典電機が走っていた、まがりなりにも撮影できたのは良かったのかな~と思います。各車翌87年迄に現役を退いたようですが、E71だけでなくE52もE41形も横瀬に保存されていると思います。

 

日本最古の電気機関車E71の誕生から今年で丁度100年ということでUpしてみました。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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