こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、TOMIX ED75ヒサシ付き(品番9135)の牽引力向上と、他のKATO機との円滑な重連運転(DCC基板種を合わせる)を狙って、KATO動力化した話です。

どうやって改造したか?を中心に書いてみたいと思います。

 

写真は前回本件について書いた記事の最後の写真です。どちらもTOMIXの9135ですが、右の76号機は改造後、ボディーを除きほぼKATO製に変わっています。

 

当初KATOボディーの付属部品は使わずに済むと思っていましたが、いざやってみると必要でした。TOMIXボディーの前面窓ガラスパーツ窓下寸法を短くするよう切込みを入れた上で、ライトレンズは前、尾灯ともKATOのものを使用しています。尾灯はTOMIX品の整形加工でも行けたかも知れませんが、KATOがピタリとハマったのと、1枚目の写真、テールライトが凹んで見えるのが解消されたのがメリットと思います。

 

運転席パーツをKATOのものにする必要があったのでヘッドレンズもKATO必須でした。

矢印の部分、KATO動力はウォームギヤが出っ張っているので運転席パーツに切込みが入っています。右下に写るTOMIXはこれが無いのでギヤと思いっきり干渉、加工しようとすると大穴が開くことになるので136号機の交換で余った傷物KATOボディーから持って来ました。

結局ボディー付属のパーツが要るのかー...

TOMIXボディーへはめ込むのにいくらか高さ、長さを調整する削りを入れて収めました。

 

カプラーパーツもKATO、3075-3 ED75 700番台のAssy品を使いますが、写真は2End側、矢印部のジャンパ栓表現を変えています。元のジャンパ栓を削り落とすのにエアコック等が近くカッターを入れにくい、、あまり上手くは行きませんでした。後でTryしなおすかも..。

また、右側のスカートエッジ部にグラインダー、ペーパーをかけて丸みを付けています。未施工の左側と比べると丸くなっていますよね。この後左も施工しています。

 

これはヒサシ付きの特徴を表現する為、実車のスカートが丸みを帯び、2End側連結器左の重連総括用ジャンパ栓が小さめのKE63だったからです。最初は両側KE63で、その後右だけ新しいKE77に取り換えられています。最初から両側KE77装備で落成したのは101号機以降です。写真は白坂の駅を発車して行く客レ牽引の81号機、機番シリーズに載せた写真です。

1983/04撮影

模型では形態の似ているKE59を余ったカプラーパーツから切り出して貼り付けました。

KE59は1000番台前期形の右から2番目に付いている20系電話連絡用のものです。

 

1End側は反対、連結器右側がKE63のままになります。実質KE77片栓構造ということですね。こちらもKATO700番台のカプラーパーツを使用、KE77開放栓ケーブルを付ける穴が空いているので、これを覆い隠すように切り出したKE59を貼り付けました。

エッジに丸みを付けた上、ケーブル、ホース類をカラーワイヤーで表現しています。

 

実はカプラーパーツについてはもう1手、KATOの上側(写真右)とTOMIXの下側(写真左)を貼り合わせることも考えました。廃車になったTOMIXの1015号機のパーツを使ってテストしていた時の写真です。が、貼り合わせの位置出しが難しいのと、編成全ての荷重がかかるのでねじ止めが必要と考えましたが、肝心なところに穴が空いていてネジを入れるスペースが厳しかったり...で今回はKATOのものを加工して使うことにしました。1000番台後期型で同じことをやる際はこの貼付け作戦が必須になるかも知れません。

ジャンパ栓の右2つが無くなっていますが、上記KE59を切り出した跡です(笑)。

 

KATOをそのまま使うメリットはもう1つ、製品付属のKE77開放栓ケーブルを使えることです。

スカート側には挿入口が付いていますからね。ボディー下部に0.4mmドリルで慎重に穴をあけ、さらに少し縦方向へ拡張することで挿入口を作れました。ジャンパ栓蓋は取れちゃったので接着剤で付けています。何をしたかが伝わりにくいかもしれませんが(スミマセン)、キワドイ作業を集中してやっているうちに写真を撮り損なっちゃいました😅。

 

最後の難関は床下機器でした。左がKATO1000番台前期形のもの、右のTOMIXヒサシ付きのものはカバーが無い床下機器を良く表現していて、これをKATO動力の床下に移すのは必須です。最初はちょっと加工すれば何とかなるでしょ と思ってましたが、これが難しかった、、出っ張りに干渉して機器の下部が線路に擦っちゃう事態に...

 

あれこれやって結局TOMIX、KATO共に切り貼りして途中で縦に継ぐという方法になりました。写真下側はKATO,1000番台、ヒサシ付き共に形態は変わりません。写真上側を切り落として、TOMIXパーツをギリギリまで削って加工し、同じ高さに合わせて接着しました。

 

やれやれ、どうにか特徴ある床下機器がいい位置に納まって、KATO動力化完了です。これで多数派になっているKATO動力同士の重連を円滑に楽しめるようになります。写真は1004号機と重連を組んでいます。

 

また、今回から区名札が入りました。自作インクジェット印刷シールです。色々やってましたが何とか見れるかなー という所まで持って来れました。区名札の件はまた改めて書きたいと思います。76号機には[長]=長町を入れました。車籍復活を果たしたJR貨物時代は主に[盛]=盛岡→[仙貨]=仙台総合鉄道部だったので、[長]は国鉄時代の姿ということになります。

インクジェット印刷で解像度が厳しいですが、何とか写真からに見えるかな?

 

これは当面旧型客車12連の先頭に立って走らすため、国鉄時代の設定です。

円滑重連もさることながら、一番やりたかったのがヒサシ付きの旧客牽引だったので。

客車12連を安心して単機牽引できる..KATO Driveの性能だと思います。

ボディーだけTOMIXですが、実質KATO化改造車ということになります。

 

TOMIX動力のED75は残り9両です。どんどん進めたいところですが、既にKATO品が品薄、また運転席パーツなど必要となると丸々1両必要でボディーが余って行く と言うことになるのですぐにドーッとは進められないと思います。1000番台後期型はスカート切り継ぎを克服しなければなりませんし、ボチボチやって行きたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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