こんにちは。
今日はNゲージ鉄道模型、表題の話をしてみたいと思います。連結器解放シーンや今できること、できないこと を動画にまとめたりしてみました。
左下にちょこっと写っている線路間の黒いのがアンカプラー線路です。
登場する車両は整備したばかりのED78 3(KATO 3080-1)と50系客車(KATO 5143)です。ED75も一部出て来ます。
ED78整備の時に、連結器はMicro TrainsのNo.2004を使っています と書きました。
この連結器、矢印のピンが付いているんですね。
(余談ですが写真右側、ハウジングが溶けていますがこれは意図してやったもの、自分で連結器キットを組み立てる際、ハンダゴテを当てて上下パーツを溶融接着しているためです。)
見た目という意味ではこのピン、無い方が実感的なんですが...
このアンカプラー線路(KATO 20-032)上で連結器の解放をすることが出来るので付けています。64mmの線路に約50mmの永久磁石が載っているものです。線路の渡り板が黒くゴツいような見た目で目立ちますが、磁石真上に連結器が来るように正確に停車させないと解放出来ないので、この位の長さはあっていいのかなー と思います。
64mmという線路長は微妙なんですけど..KATOの直線線路は62mmの倍数で構成されているので。64mmはポイントから伸びる側線の幅調整用として存在していますが、前後にポイントやカーブ線路が来るのが通常の使い方、カーブが近くにあると連結器解放は上手く行かないケースが多いです。
以下が連結器開放シーンなどを撮影した動画です。👇
YOU TUBE動画です。画像をクリックいただくと再生されます↑
普通の線路上では連結器はセンターですが...
磁石の上では磁力でピンが外側に振れてナックルが開いているのが分かります。この磁力が連結器解放の”機構”です。なお、ピンはMicroTrainsの製品に付いているものを少し短くしたり、角度を変えたり自己流で整形しています。ポイントレールに引っ掛けたり、連結相手と干渉したりするので。整形しても磁力は効いているのでOKです。
因みにこの機構”遅延解放”=”Delayed Uncoupling”と呼ばれるようですね。私的には”遅延”というイメージはイマイチ沸かないんですけど..
磁石上でも線路が水平であれば、基本カプラーのナックルは噛み合ったままです。
なので、動画のように機関車をちょいバックさせてやることで連結器を解放できます。
よっぽど上手くやらないと客車も少し動いちゃうのですが、模型では客車側にブレーキ機構が無いのでこれは止むをえないかな。
なお、客車側から”押し”の力がかかった状態で停車すればちょいバックは必要無いんですが、客車の転がり特性が非常によく、かつ急停車が必要に思いますので現実的では無いような気がします。
しかしいったん解放して、別の機関車を連結しようとすると、磁力が働いたままなので連結できません。つまりアンカプラー線路では
連結器開放はできても、同じ位置で別の機関車を連結する”機関車交換シーン”は現状再現できないんです。
これが出来るようになると直流機から交流機への交換などムチャクチャ運転の幅が拡がるなー と思っています。
要は磁力のOn/Offが出来なければならない 解放の時だけ磁力Onにしたい ってことなんですけど、難しそうだなー。アイディアがあるにはあるんですが、自分の工作力ではどうにもならない感じ。
なので、このアンカプラー線路、あまり使っていませんでした。どうにか機関車交換シーンが可能にならんかな?、じっくり考えてみたいと思っています。
なお、ED78からですから、米沢や山形でED75 700番台へカマ交換 と思ったのですが、屋根の感じが似ているので、別形式の機関車よ を強調する意味で高圧機器が沢山乗ったED75 1001(KATO 3075-1)を動画に登場させました。(今考えたら700番台はパンタが下枠交差型PS103だから区別付いたかも..笑)。
磁石を常設しておくと、意図せぬタイミングで連結器がハズレちゃう というケースもあります。
そこで接着剤で固定されている磁石を剥がして線路上に置いただけ 必要ない時には磁石だけ外せるように と思って試用したのですが、
先日この編成、DD51 756牽引タキ9900編成の貨物列車が運転中に止まっていまして、何だろう?と思ったら...
こんなことに..矢印部、アンカプラー線路の磁石が金属の車軸にくっ付いて車体下に持っていかれたまま、走っていた...😲こんなんあり??
通過時にくっ付いちゃったんでしょう。道床に擦ったりで走行抵抗が大きくなり、坂を上がり切った所で止まっちゃったんですね。
こうして見ると、何とか必要な時だけ磁力を効かせるようにできないかなー?と思う次第です。
アンカプラー線路の件、次に予定している模型動画に関係してきます。
その前に性質と現状について、自分の解釈で書いてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました。