こんにちは。

今日はED75機番シリーズの第108回、1024号機です。

1000番台前期形の1両です。貨物列車の牽引に活躍しました。

 

ED75 1024 [青] 1970年落成 →[盛]1986年~

盛岡所属で国鉄民営化を迎え、JR貨物へ継承されます。

最初の撮影はこれでした。P型1000番台重連で高速貨物を牽引します。青帯のC21コンテナには”国鉄”の表記が残ります。

1988/08 東北本線(以下同様) 岩手川口-好摩 3060レ

 

当時の盛岡P型はM型(一般型)と運用を分けられ、高速貨物列車牽引運用が主でした。これもP型重連、次位機の機番は分かりませんが、スカート右端にKE72が見えるので1000番台と判別できます。貫通扉窓に”感電マーク”が付きました。

1990/08 新白河-白坂 3056レ

 

そんな中、ワムハチの車扱貨物をP型重連で牽引する列車もあったんですよね。

右から2番目、KE59ジャンパ栓(20系電話連絡用)が付いているので”前期形”としましたが、貫通扉下の踏み板が薄くなり、左右幅が狭くなっています。この形態の1000番台は1020~1024号機の5両のみでレアでした。1025号機も恐らく同形態だったのですが、国鉄時代の1978年に事故廃車となってしまっているので確認できません。1026号機以降はKE59廃止など各部設計が変わった”後期形”です。ナナゴーファミリーで最もジャンパ栓の多い、重装備感あふれるスタイルの1000番台前期形、1024は実質このグループのラストナンバーでした。

1992/03 松川-金谷川 5161レ

 

これは印象に残ったコマです。積載はスカスカですが、雪をベッタリ付けて重連の先頭でやって来ました。いつの間にか感電マークが無くなっていたのもオッケー(笑)。ケーブル、ホース類に雪が付着して浮き立ってます。機関車への雪付着は前運用の影響が大だったように思います。同じ日、この前後の列車は雪無しでやって来ていました。

1993/01 好摩-岩手川口 3053レ

 

雪煙を上げて高速貨物列車を重連牽引、この列車は積載がいいですね。列車から上がるだけでなく、強い北風に木々の雪が巻き上げられ、飛んでいる分が多く入っています。寒い寒い夕方迫る時間帯の撮影でした。

1994/02 滝沢-渋民 3085レ

 

ここまで唯一の単機牽引?、Sカーブに綺麗に乗っかっていました。ワムハチはコロ軸受け改造、青い380000台が増えていました。(ワムハチはワム80000、主に紙を輸送した2軸貨車です。)

1994/05 白河-久田野 5161レ

 

これがオリジナル赤塗装の見納めになりました。

1995/10 好摩-岩手川口 3053レ

 

1024号機は1997年に更新工事を受け、シロガマになりました。郡山工場施工、白Hゴムは保っていました。これも満コンのコンテナ列車牽引ですね。

1997/05 滝沢-渋民 3063レ

 

朝の車扱貨物を牽引、シルエット調にして遊んでいました。雪面の影が長いです。

2001/02 金ヶ崎-六原 5671レ

 

陽の長い時期の早朝、蔵王連山をバックに。赤機番ならなー が正直なところだったと思います。

2001/06 東白石-北白川 3073レ

 

2002年に全検を受け、今度は黒Hゴム化されます。大宮工場施工だったようです。架線柱が微妙ですが、線形が面白かったのでアングルを作っていました。

2003/05 小鳥谷-小繋 3088レ (本区間はIGRいわて銀河鉄道 になっていました。)

 

晩秋から冬にかけて映える好きな後追いアングルです。シロガマでも絵になるかと。(もちろん赤ガマ万歳ですが..笑)

2006/11 白河-久田野 5173レ

 

望遠でドンと引き付けたこのアングルがラストの撮影になりました。

2008/05 新田-梅ヶ沢 92レ

 

1024号機は翌2009年に廃車になっています。

高速貨物列車牽引を中心に、印象深い風景の中登場する機会の多かった機関車でした。

 

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以上ED75 1024 機番シリーズNo.108、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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