こんばんは。

今日はNゲージ鉄道模型ですが、DCC仕様をアナログ(通常のパワーパック運転)仕様に戻す話です。

DCC化しました~って話はちょくちょく出てきますが、逆は初めてですね(笑)。

 

アナログに戻したのは写真左側 マイクロエースの営団6000系(品番A-3570,3571)です。

右のKATOの同形式(品番10-1143,1144)と並んでいます。両車とも自前で”冷改”しています。

6000系は地下鉄千代田線、JR常磐緩行線を一昨年まで走った車両、世界初の電機子チョッパ制御車、左右非対称の精悍なデザイン、営団地下鉄の”S”シンボルマーク、好きな車両でした。(個人的には東京メトロより営団マークが良かったなー..)

祖父母の家が常磐緩行線沿線だったので子供の頃からよく乗車もしました。当時6000系が来ると”アタリ”、103系1000番台は”ハズレ”と思ったのを覚えています。

馴染みの車両だったので、西武以外唯一の私鉄電車として最初にマイクロエースが在籍していました。

 

が、こんなことに...

DCCで開通していないポイントに突っ込んで暫く気づかなかったため、熱を持って先頭車の台車が溶けちゃいました(泣)。また、マイクロエースは台車スプリング方式の集電、モロにショートしなくても段々ボディーと台車の接合部が溶けて来ます。この車両以外にもじんわり溶けて不具合を起こしたものがあって、台車のパーツも手に入らない、更にKATOから6000系が発売された ということで残念ながら”廃車”となって車両ケース内でずっと眠っていました。

DCCで台車が溶ける件 →  Nゲージ DCC常設レイアウトに適する集電法

 

これを何でアナログに戻そうと思ったか...

保管パーツの箱から偶然これを見つけたんです。6000系の台車です。坂を上がれなかったのでセットバラシ品の電動車を購入して2M化しました。ので1両分台車が余っていたんです。すっかり忘れていましたが、これを使えば派手に溶けた台車の補修が出来るやん と。

 

早速台車を取り付け、外していた冷房装置も再取り付けしました。室内灯は外していますが久しぶりに戻って来た感じです。しかしこのまま再びDCCで運転するには台車の集電法を10両全部変えないとまた溶けてくるのは確実だし...ならばアナログに戻そう と思った次第です。

 

早速先頭車6129をバラしました。ライトユニットにはLEDが3発です。下からテールライト用、ヘッドライト用、行先表示用(上向き) です。既に取っ払って他に流用していますが、ゴチャゴチャ伸びるリード線にDCC基板FL-12が接続してライト制御をしていました。これも苦労して改造したんですよねー。

 

それをアナログへ戻します。だいぶスッキリしますが、前後進両方で点灯する行先表示のLEDは、手持ちの小型ブリッジダイオードを介してハンダ付けしました。後方に少し出っ張ります。

同機能の素子が付いていた筈ですが、DCC改造の時に外してしまっています。

 

電動車もDCC基板EM-13を取っ払ったままでしたが、集電板とモーターの端子が直結になるように戻します。絶縁していた部分を導通に戻すだけです。台車固定部が溶けて傾いた車両も折角なので補修しました。

 

これでアナログ仕様で走るようになりました。この写真はいつも車両を撮影している作業デスク上の線路ですが、作業スペースということで色々機能を持たせています。左の6000系が居る部分はDCC/DC切換可能、これをDCにしてパワーパックから電源供給しています。最初の写真も同じです。これで前後進ライト点灯がちゃんと機能することを確認します。 因みにDCC/Progの区間はDCCのPageモードプログラミング線路への切換式です。

 

DCC/DCの切換は写真一番下のスイッチで行います。”52”表記となっていますが、作業デスク線路区間に50番台を付番しているもので、電源区画が52か所もあるわけではありません(笑)。

 

パワーパックはこんなレトロなものを接続、もう40年近く使っているかと思います。新車購入時のDCC改造前走行テストを行う程度、滅多に使わないのでこれで十分です。

 

上のライト点灯写真では電動車が入っていると走っちゃうので抜いて撮影していますが、電動車を入れて4両単位で往復運転テストをしたところ全車すこぶる快調でした。

 

エライ快調になったな、と思ったので10両フル編成でレイアウトを走行もやりました。DCCでは、車両アドレス”00”を設定するとアナログ車を走らせることが出来ます。しかしDCC電圧が常にかかっており、電動車は常に”ジーーーー”と音を立てていますので、あまり長いこと運転しない方が良さそうです。また、ライト類は前後進関係なく全部点灯してしまいます。

 

この車両が走っていたのは4階層が無かった頃、1階層のポイントが多い区間で脱線しまくっていましたが、試運転の結果全く大丈夫 でした。長い冬眠期間を経てマイクロエース6000系が約5年ぶり、快調に走りました!ここまで復活するとは正直思っていませんでした。

 

マイクロエースは6000系後期車なのに対しKATOは初期車、形態も異なるので2編成保有 という手も無くはないですが、再びDCC仕様化で安定運転は集電改造など非常に難易度高いです。また、機関車中心のMyレイアウトにおいて、6000系2編成はちょっと多い気がする...

とはいえ、折角調子のいい状態が戻ったので、この先どうするか?は考えたいと思います。

 

KATOの6000系は自作室内灯化その他をやる予定、これはまた書きたいと思います。

 

台車パーツを見つけたのをきっかけにいつもと逆のアナログ化 記事になりました。こんなことをやろうという方はまずおられないと思いますが(笑)。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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