こんにちは。
今日はNゲージ鉄道模型なのですが...、予定していた内容ではありません。
今朝Myレイアウトで、DCC機器の不具合による車両の大暴走事件が発生しました(・_・;)。その現象と解決策、原因についてです。
きっかけは模型ではありがちなショート。ショート検知器PM-42が通常作動し普通に復帰できたのですが、その直後、ショートしたのとは別の2電源区画で、留置していた車両が一斉に前へ後ろへと勝手に暴走を始めました💀💀。
写真の如く、前へ走ってぶつかったED75もあれば、EH500のように後ろへ走った車両も、右奥に止まっていたED75もポイント部まで飛び出しています。脱輪したり非開通のポイントに乗り上げたりすれば再びPM-42が働くので、そこで暴走は止まります。
暴走は滅多にない現象、DCC機器の電源Off~再投入でも改善せず、車両を線路に置けば暴走状態が続いたので、やむを得ず問題の2電源区画の電動車をすべて線路から外しました。
外した電動車をすべて机上に並べたところ。殆ど国鉄型の機関車がズラリ、26両が乗っていました。
暴走はしましたが、急加速ではなかったので車両に傷などの被害は無かったようです(ホッ )。
機関車の居なくなった留置線群。本来これが自然の姿なのですが、増解結を正確に行える連結器機能が無いため、機関車常設としています。
さて、原因究明にかかります。問題の2区画は、写真のDigitrax DB-150 という機器が電源供給していたところです。11,12と付番した2台です。
先ずはこの2台の区間で暴走しているので、こいつらに問題があるのでは?と機器のリセットをかけてみます。コネクター類を外し、DT400スロットルを接続。オプションスイッチ39番を操作し、オールリセットをかけてみました。
そしてコマンドステーション(最下部の10番 Digitrax DCS100)とこの2台を接続したところ、問題は無くなりました。が、写真で外れている電話線のようなの、これはKATO/DigitraxのDCS50Kに繋がる信号伝達ケーブル(ロコネットケーブル)なのですが、これを12番の空いているソケットにコネクトするとエラーのBeep音が鳴りまくり。どうやらDB150が問題ではなく、真犯人はDCS50Kのどれかにあると睨みました。
上記ケーブルを外した状態のDCS50K群です。コマンドステーションと繋がっていないので、エラー表示で正常です。写真では見にくいですが"Loco"の文字が流れるように変てこな表示になります。が、左上の1番機のみ"Loco"の安定表示のまま..怪しい..
この機器のオプションスイッチモードに入ってみたところ スイッチ002が”t”。これはブースターでなくコマンドステーションの設定になっていることを意味します。Digitraxのシステムではコマンドステーションは必ず1台。複数が繋がるとエラーになります。きっかけになったショートはこの機器の電源区画で発生していました。それまでは通常通り運転出来ていたので、ショートの拍子に何故かこの設定が変わってしまった?と思われます。これを”c”設定になおして...
ケーブルをつないだところ、エラー表示は無くなり正常に戻りました。やれやれ。今日は午前中いっぱいこの問題と格闘していました(笑)。
DCS100は信号伝達を妨害する機器(2台目のコマンドステーション)がある場合、ブザーが9回なるようになっているのですが、今回は9回どころではなく連続して鳴りまくり..わけわかりませんでした。
またDCS50Kの1台に不具合があって、何でDB150が暴走信号を出すの?も謎です。
問題を起こしたDCS50K(左上)は、運転中フッと表示が消えて停電状態になることが何度かあったなど、最近おかしなことが起こり始めています。
また、同じDCS50Kでも不思議な1台なんです。線路電圧が他より高めで、負荷を多めにかけても(これまでは)問題を起こさない..ということで確かにこの機器に大きい負荷がかかっているんです。(”HP”というシールを貼っていますが、これは自分で区別するため.. High Powerの略です。)
電源増設を考えた方が良いかな~..と思います。(機器設置スペースがパンパンなんですけど..汗)
最後にそもそもきっかけになったショートの原因は...
ここ。ED75 1011牽引 荷物列車の有効長がギリギリで、写真のようにちょっとポイントにかかった状態で止まっていたところ、気づかずにその左のED75 1033を発車させ接触、脱輪ショートとなっています。
荷物列車を有効長の余裕がある線へ移動させることを考えます。
朝からかなり稀な大暴走トラブルに見舞われましたが、何とか事なきを得ました(笑)。
以上Nゲージ鉄道模型、DCCの走行トラブルネタ、最後までご覧いただきありがとうございました。