金曜ナイトドラマ
『伝説の頭 翔』


第2話

《軍魔(ぐんま)》《斗魑疑(とちぎ)》《威罵羅鬼(いばらき)》《砕汰魔(さいたま)》という4つの地域で、いくつもの不良チームがしのぎを削る《危多漢闘(きたかんとう)》。
その中でも、伝説の頭・伊集院翔(高橋文哉)が束ねる最強チーム《グランドクロス》に肩を並べるのが、瀬山大護(金城碧海)率いる《北総愚連隊》、東城真(カルマ)がボスの《ブラッドマフィア》だ。
今は均衡を保っているが、いつ全面戦争となってもおかしくはない状況に、翔に成り代わっている万年パシリのいじめられっ子・山田達人(高橋文哉)は戦々恐々! 
それでなくても、翔の彼女である、筋の通らないことは大嫌いなレディース総長・綾小路直子(井桁弘恵)から「最近なにコソコソしてるわけ?」などと詰められ、達人が熱狂するアイドルユニット・古くさい街角のスケ番ズ(通称・街スケ)のメンバー・藤谷彩(関水渚)のグッズが見つかってしまうなど、《バレたら終わりの入れ替わりミッションインポッシブル》は穏やかではなかった…。

そんな中、《グランドクロス》のシマ内などで、瀬山の実弟・新二(池田匡志)が《頂き女子》を使ってコソコソと恐喝を行っていることが発覚! また、この不穏な動きを東城もいち早くキャッチ。この《頂き女子》による美人局詐欺が、《グランドクロス》×《北総愚連隊》×《ブラッドマフィア》の全面戦争の火種に――!? 
しかし、ひょんなことで翔(達人)に出会った東城は、なぜか協力的で…。
いったい、何を企んでいるのか?

一方、とある街角で、角を曲がった拍子にぶつかった相手が彩であることに気付き、驚く達人。
しかも、彩が涙を浮かべ「会いたかった!」と抱きついてきたために、フリーズ状態に!! 
翔と彩にまさかの接点が――!? 
何やら、翔に乗ってほしい相談があるとのことだが、話は街スケを辞めるという事態にまで発展! …はたして?

やがて、新二と、彼の悪事を目の当たりにした《グランドクロス》メンバーがひと悶着を起こすことに! 
このことを聞きつけた《北総愚連隊》総長・瀬山は、翔に一人で落とし前を付けに来るように指示!! 翔の右腕で、《グランドクロス》副長の大門伝助(菅生新樹)から
「ひとまず行ってくれ、《グランドクロス》と翔さんのメンツを守ってくれたら、後は俺が引き受ける!」と諭された達人は、一人で敵陣に乗り込むのだった――。