土曜ナイトドラマ
『顔に泥を塗る』


第1話

デパートの受付で働く柚原美紅(髙橋ひかる)は、同棲中のエリート弁護士の彼氏・結城悠久=通称・ハル(西垣匠)からナチュラルな方がいいと言われるがまま、いつも化粧は控えめ。
メイクの腕も上達しないままだった。
ところが、職場の先輩にはちゃんとメイクをするように指摘され、大人しい印象のためかお客様からも侮られているような気がして悩んでいた矢先、メイク男子・高倉イヴ(木村慧人)に出会う。
キレイなメイクで颯爽と歩くイヴの姿が眩しく映り、思わず
「赤い口紅、とってもお似合いです!」と声をかける美紅。
女装を好奇な目で見る人もいる中、純粋に褒めてくれた美紅に好感を抱いたイヴは、メイクがうまくできないという美紅にメイクをしてあげると申し出る。
真っ赤なリップのメイクを施してもらい、生まれて初めて自分のことをキレイだと思えた美紅はきっとハルも喜んでくれるはずと、ハルの帰宅を心待ちにしていた。
しかし美紅の顔を見たハルの反応は予想外なものだった――ハルは洗面所に向かうと、次の瞬間、美紅の頭からクレンジングオイルをドボドボとかけだし…!


キャスト
柚原美紅/ 髙橋ひかる
デパートの受付勤務。
自尊心が低めで、いつも周りに気を遣ってしまう性格。
学生時代から6年付き合っている彼氏・ハルとは同棲中で、仕事もできるうえに優しい彼といつか結婚することが夢。
清楚でいてほしいというハルの希望で、控えめな化粧で過ごす毎日だったが、イヴと出会って自由なメイクを知ったことをきっかけに、本当の声を出す事を恐れていた自分自身を変えようと奮闘。


高倉イヴ/ 木村慧人(FANTASTICS)
メイクや美容が大好きな大学生。
普段はギャラリーカフェでバイトをしている。
メイクに合わせて洋服を決めるため、時にレディースファッションに身を包んで女装も楽しむが、恋愛対象は女性。
周りの目は一切気にしないが、変な目で見てくる人も多い中、偶然出会った美紅が純粋に褒めてくれたことに好感を持つ。
自分をないがしろにしがちだった美紅をメイクの力で変えていく。


結城悠久/ 西垣匠
美紅の彼氏でエリート弁護士。
通称・ハル。頭が良くて優しく、学生時代からみんなの人気者だった。
派手な装いを嫌い、「清楚が好き」という理由で、美紅が派手な化粧することを好まない。
穏やかな口調で、いつも「美紅のため…」と気遣って優しかったはずが、美紅がイヴと出会ってメイクをしたことでモラハラ男へと豹変し、美紅を追い詰めていく。


柚原蒼汰/ 窪塚愛流
美紅の弟。
美大に行きたいが、母には理解してもらえず、進路を迷っている。
姉の美紅にイライラしていたが、イヴと出会って変わっていく美紅を見守るように。
ニキビで悩んでおり、イヴに憧れを抱いている。


谷千夏/ 川津明日香
美紅のデパートの同僚。
明るい性格で、いつも美紅の話を聞いてくれる良き相談相手。


望月一美/ 田中道子
イヴのバイト先のギャラリーカフェ店長。
サバサバした性格で、イヴと美紅を温かく見守る。


鬼武柊真/ 高野洸
若手弁護士。
遊んでそうな見た目とは裏腹に、ストレートで司法試験をパスしたエリート。
とあることをきっかけに、美紅やハルに近づいていくが、その目的は不明。


柚原路子/ 奥貫薫
美紅の母。
エリートなハルに対する信頼は厚く、美紅とハルの結婚を心待ちにしている。
愛情は深いが、やや視野が狭いところがあり、美紅に自分の意見を押し付けがちな一面も。



相関図




スタッフ
原作
ヨシカズ『顔に泥を塗る』
(ゼノンコミックス/コアミックス)
第1話を試し読み

脚本
大久保ともみ
遠山絵梨香

演出
熊坂 出
高橋名月

ゼネラルプロデューサー
服部宣之(テレビ朝日)

プロデューサー
藤崎絵三(テレビ朝日)
瀬島 翔(スタジオブルー)

制作協力
スタジオブルー

制作
テレビ朝日