金曜ナイトドラマ
『JKと六法全書』


第1話

青森で人権派の弁護士である祖父・桜木倫太郎(柄本明)に弁護士としての英才教育を受けながら育てられた桜木みやび(幸澤沙良)――実は、彼女は法律関係のみ天才的な能力を発揮する女子高生弁護士・JKB! 
東京で法律事務所の所長を務める祖母(!?)・桜木華(黒木瞳)の下で、本格的に弁護士としてスタートさせることを夢見ていたみやびは、倫太郎との約束をはたしたことで、ついに上京を認めてもらえることに。

いざ上京したみやびは、東京の満員電車に圧倒される中、痴漢を目撃してしまい、元来の正義感から男性の手を掴んで「痴漢です!」と声を上げる。
しかし、それはなんと人違いで…! 
しかも、その痴漢に間違えた男・早見新一郎(大東駿介)は、なんと華の法律事務所で働く弁護士だったことが判明する。
最悪な出会い方をした上に、華の指示で早見が渋々みやびの教育係をすることになり、前途多難な予感の2人だが…!

そんな中、社会派インフルエンサー・ケンタロウから華のもとに弁護の依頼が舞い込む。
ケンタロウは電車で痴漢の疑いをかけられ、駅員に取り押さえられてしまったと言い、みやびと早見がケンタロウのもとに向かうことに。
痴漢は起訴されたらほぼ有罪になってしまうため、早見はケンタロウに示談を勧めるが、みやびは痴漢を否定するケンタロウの真剣な眼差しから、無実の可能性を感じる。
痴漢を認めないまま、ついに起訴されてしまったケンタロウの弁護を請け負うことになったみやびは、早見と共に初めてにして厳しい裁判に向けて動き出すことに――!

一方、弁護士としての身分を隠して転校した学校では、みやびは青森とは違うキラキラしたクラスメイトに気おくれする。
そんな中、気になっていたイケメン男子の渡辺悠(日向亘)から、主宰する法律研究会への入部を誘われ…。


キャスト
桜木みやび(さくらぎ・みやび)(17)
幸澤沙良
現役の高校2年生。
母親を病気で早くに亡くしており、ジャーナリストだった父に幼少期は育てられたが、現在は失踪中。
7歳から青森で暮らす弁護士の祖父に育てられ、弁護士の英才教育を受ける。
他の勉強はできないが、法律関連のみ天才的な能力を発揮し、高校1年生の時に史上最年少で司法試験に一発合格! 
JKB=女子高生弁護士となる。しかし、未成年であることから祖父たちがマスコミから遠ざけ、その存在は噂のみ。
天真爛漫で気が強く、育ってきた環境の影響から物事を牛や馬に例えて説明する癖がある。
また祖父を尊敬しており、「爺様が言ってた」というのが口癖。
祖父との約束をはたしたことで、東京で法律事務所の所長を務める祖母の下で、見習いの新人弁護士として働くことになり、同時に私立翠鳥(すいちょう)高等学校の2年に転入。
弁護士であることを隠しながら学校に通い、放課後に法律事務所に向かう。
最初はクラスに馴染めないが、クラスメイトに誘われた「法律研究会」に入部したことをきっかけに、次第にクラスメイトと打ち解けていくように。


早見新一郎(はやみ・しんいちろう)(35)
大東駿介
ヤメ検(元検事)の弁護士。
職務中に競馬をやっていたことがバレて検察をクビになった。
華に声をかけられたことをきっかけに弁護士に転身。
優秀な弁護士で豊富な人脈も持つが、金にこだわり、ドラマチックに大きな儲けを狙う。
そのため、懲りずに競馬は続けており、何かにつけて競馬に例えて話す悪い癖を持つ。
また、いずれ華の法律事務所の共同経営者になることを望んでいる野心家。
それなのに、JKBのみやびの教育係を任されたことは不本意。
みやびをからかって「JK(女子高生)」と呼ぶが、逆にみやびからは「OYG(オヤジ)」と呼ばれて反撃を受ける。
気が強いみやびとは度々ケンカしながらも、いざという時には頼りになる先輩で良き相棒に。
やがて、みやびの弁護士としての腕も認めていく。


渡辺 悠(わたなべ・ゆう)(17)
日向 亘
みやびの転校先の同級生で、「法律相談部」の主宰者。
父が特捜部副部長で、悠自身も正義を全うする検察官になりたいと思っているが、一方で東大出の父へのコンプレックスも強い。
「法律相談部」にみやびを誘い、女子高生弁護士だと知らないため、みやびに法律のあれやこれやと色々教える。
正義感が強く、部活で見せる空回りの熱意がややウザいが、女子生徒には人気があり、次期生徒会長候補でもある。
みやびのことが気になり、好意を寄せる。


奥村梨花(おくむら・りか)(17)
大和奈央
みやびの転校先の同級生。
悠の幼馴染で、「法律相談部」のメンバーでもある。
天真爛漫な性格で、みやびにもすぐに打ち解ける。
悠がみやびに好意を寄せていることもすぐに察知。


桜木倫太郎(さくらぎ・りんたろう)(69)
柄本 明
みやびの祖父で、青森県五所川原在住の人権派弁護士。
“仏の倫さん”と呼ばれ、みやびをはじめ、多くの人から尊敬を集める。
牛飼いでもあり、牛の世話をしながら、みやびに弁護士としての生き方を伝授してきた。
華とは10年もの間、離婚調停中。
実は、心の底では元さやに戻りたいと思っている。


桜木 華(さくらぎ・はな)(65)
黒木 瞳
みやびの祖母で、桜木法律事務所の所長。
関東弁護士会の会長でもあり、権力志向が強く、日弁連の会長の座も狙っている。
とんでもない「若見え」の容姿で本人にもその自覚があり、みやびには「おばあちゃん」とは決して呼ばせない。
そのため、みやびは「はなはな」と呼ぶ。みやびには基本優しいが、時に弁護士として厳しい顔も見せる。
桜木法律事務所には華を好きな「太客」が数多くいて、銀座のホステスをやったとしてもNo.1確実だとささやかれている。
何をやらせても成功するタイプの凄腕の女性。
一方で祖母としてみやびには普通の高校生活を送ってほしいと願っている。
みやびの祖父である夫とは10年もの間、離婚調停中。


相関図





スタッフ
脚 本
鈴木智
柏谷周希

音 楽
日向萌
   
エグゼクティブプロデューサー
内山聖子(テレビ朝日)

プロデューサー
飯田サヤカ(テレビ朝日)
下山潤(ノックアウト)

協力プロデューサー
有重陽一(日活)

演 出
大谷健太郎
木内健人

制作協力
ノックアウト

制 作
テレビ朝日