『相棒 season22』 


テレビ朝日開局65周年記念 元日スペシャル

再放送「サイレント・タトゥ」

三代目相棒・甲斐享の息子の周囲で惨事が
享のパートナー・悦子にも魔の手が迫る!
甲斐享と笛吹悦子の息子・結平が、学芸会の演劇で主演を務めることになり、祖父の甲斐峯秋は早々に会場入りし、開幕を待っていた。
学芸会といっても立派なホールを借り切っての催しで、峯秋は孫の晴れ舞台に、社美彌子とその娘・マリアも招いていた。
同じ会場に、右京、薫、美和子の姿もあった。
右京は、享の逮捕後も悦子とその息子を気に掛け、交流を続けていたのだった。
また、峯秋の長男で享の兄の甲斐秋徳は、結平の父親代わりを務めており、この日も保護者として、悦子とともに舞台袖で結平を見守っていた。

そんな中、結平の担任・姉小路が、悦子に声を掛けてくる。
その言動には、単なる“担任教師”にそぐわない不穏な空気をはらんでいた。
そうこうするうち幕が開くが、その最中、なぜか出演予定のない姉小路が、フラフラとステージに現れ、舞台上で卒倒する。
背中には、深々と刃物が突き刺さっていた。
騒然となる会場。
右京と薫は、緊急事態を察し、即座に動き出す。

と、意外なほどあっさり、容疑者が浮上した。
姉小路は異性にだらしなく、同僚教師だった栗原志津子との婚約を一方的に破棄した過去があった。
そのいきさつは非道なもので、志津子が姉小路に強い恨みを持つのも無理からぬことだった。
いっぽう、志津子のかたわらには、黒須という若者がいて、彼女から何らかの指示を受けている様子が垣間見られた。
この時点で、事件のあらましは判明したかに思われたが、やがて志津子が、姉小路からアプローチを受けていた悦子に対して、異常な執着を持っていることが分かってくる。

衆人環視の舞台で起きた大胆な刺殺事件
容疑者はすぐ浮上するが事件は思わぬ方向へ
犯人の狡猾な罠により事件は海外まで飛び火
右京と薫が特命係史上最も危険な賭けに出る!