ドラマOne
『救命病棟24時 第1シリーズ』


第12話後編 再放送
「緊急招集発令! 守れ命の最前線 救え! ひとつでも多くの命を…」

肺炎の早紀(高田美佐)を3日3晩一睡もせずに看病した進藤(江口洋介)は意識を失い、HCUに収容される。
その間にも、救命救急センターには様々な患者たちが運び込まれてくる。

楓(松嶋菜々子)は、研修期間の延長を多田医局長(清水章吾)に申し出る。
進藤をローテーションからはずすつもりの多田にとっては渡りに船だったが、意識を取り戻した進藤は楓の研修期間延長を断る。

早紀の部屋でメモを取っている進藤を見かけた落合(杉本哲太)は、進藤が自分のいなくなった時の処置方法を記録していることを知り、早急に手術を受けさせなければならないと決意する。

医局長の多田(清水章吾)も考えは同じだった。楓を連れて脳外科の定例会に乗り込んだ多田は、進藤を助けるための態勢を作ってほしいと頼み込むが、一個人の事情のためにいちいち協力できないと断られる。

しかし楓の
「進藤は命を救うためには妥協しない」という言葉を聞いた河原部長と2~3人の脳外科医が協力に応じてくれた。

そんな矢先、楓は前代未聞のアクシデントに見舞われていた。

解離性大動脈瘤の患者をエレベーターで心臓血管外科へ移送中に停電し、エレーベーターに閉じ込められてしまう。
おまけに患者の血圧が下がり始め、このままでは命が危ない。

楓は携帯電話で進藤に状況を説明。
おそらく患者は心タンポナーゼで心嚢穿刺が必要だが、楓は自分ひとりでやったことがない。

進藤は心臓と心膜との間の血液を抜けと言う。「やらなきゃ死ぬぞ」と。
楓は進藤の指示どうりに処置し患者は危機をを脱した。
 
「よくやった」という進藤の声に異変を感じた楓。
駆けつけたその場所には、意識のない進藤が倒れていた・・・。