ドラマOne
『救命病棟24時 第1シリーズ』


第9話再放送
「がんばって…」

ゆき(須藤理彩)が父親の剛(江守徹)に暴言を吐いた翌日、進藤(江口洋介)は剛に
「肺ガンだが手術で治る可能性がある」と伝える。

剛は進藤に複雑な親子係を打ち明けた上で
「手術は怖い」と言う。

進藤はゆきに
「手術を受けるように父親を説得しろ」と命じるが、ゆきは父親への対処の仕方が分からない。
戸惑うゆきに対し進藤は
「ここは命を救うところ、お前はその一員だろう」と問い掛ける。

そんな矢先、建築中のビルから落ちてきた鉄骨をモロに受けた青年が運びこまれた。
両親や友人が駆けつけるが、もはや手の施しようがなかった。

翌日、意識が戻らないままの青年に両親が面会を許される。
「よく頑張ったね」と誉める親のうしろ姿を見て涙ぐむゆき。

涙をこらえながら病院の玄関を出たゆきは、急ブレーキの音を耳にする。
「助けて!」と叫ぶ佳代(水島かおり)。
目を離したスキに息子が風呂で溺れていたというのだ。

動揺している佳代に付き添うゆきと、子供の処置にあたる堺(杉本哲太)。

時を同じくして剛の病状が急変、進藤が処置にあたる。
父親の急変を知らされたゆきは、
「ここが終わってから行きます」と答えた。

ゆきは、佳代の息子が落ち着いたのを見計らって剛の病室へ急ぐ。
そこには
「死に損なった」
「葬式はしなくていい」と軽口をたたく剛がいた・・・。