ドラマ10
『正直不動産2』


第1話
「帰ってきた不動産屋」

登坂不動産の正直過ぎる営業マン・永瀬財地(山下智久)は、後輩でカスタマーファースト命の月下咲良(福原遥)、Z世代の新入社員・十影健人(板垣瑞生)とともにタワマン購入希望の夫婦を現地に案内する。
そこに突如、かつての永瀬の師匠で常にナンバーワンの営業成績を誇った男・神木涼真(ディーン・フジオカ)が現れる。
登坂不動産のライバル・ミネルヴァ不動産の社員となっていた神木は、その場で永瀬の客を奪ってしまう。



キャスト

永瀬 財地
(山下智久)
巧みな話術で登坂不動産の成績ナンバーワン長年を誇ってきた。
しかし、壊した祠(ほこら)のたたりにより突然嘘がつけなくなってしまう。
本音しか語ることができないため、お客との交渉に悪戦苦闘。
“正直すぎる”営業マンとなった永瀬は、当初は成績がガタ落ちするも「正直」営業により客の信頼を得て成約を勝ち取るケースが増えてくる。
恋愛についてもあの「風」が吹くことでなかなかうまくいかない。
タワーマンションに再度住むのが目標。
そんな永瀬の前に、最強の敵が現れることに…。


月下 咲良
(福原遥)
登坂不動産、永瀬の後輩。
過去に両親が不動産トラブルで離婚。そのため、不動産で人を幸せにすることを目標にカスタマーファーストをモットーに頑張る。
永瀬の指導のもと、すでに月間営業ナンバーワンをゲットして下克上を達成するほど成長している。
ミネルヴァ不動産の花澤をライバル視しながらも女性として尊敬している。


神木 涼真
(ディーン・フジオカ)
元登坂不動産の営業マンで入社当時は成績が悪かったが、嘘をいとわない悪魔的な営業に目覚めてNo.1まで上り詰める。
永瀬の先輩にあたり営業のイロハを教え込むが、バカンス中に永瀬に一度だけ成績を抜かれたことで退社。
その後は不動産業界を退いて落ちぶれていたが、街頭で鵤にスカウトされ、登坂不動産の強力なライバルとしてミネルヴァ不動産に返り咲く。


桐山 貴久
(市原隼人)
元登坂不動産の営業マンで永瀬の親友。
今は独立して名うての不動産ブローカーとなり、永瀬も羨むような大きな取引もしている。
登坂不動産、永瀬の営業に度々かかわることも…。建築下請け業者社長だった父親が、違法建築の責任を取らされ自殺した過去を持つ。スウィーツ好き。


大河 真澄
(長谷川忍)
登坂不動産営業部長。
朝礼で社員に格言を言うことが好き。
永瀬の本音トークに翻弄される。
自他共に認める強面で売り上げノルマで常に部下を叱責しているが、部下思いな一面もある。
登坂に常に昭和的言動とパワハラを諫められている。
夫婦仲は微妙。


登坂 寿郎
(草刈正雄)
かつては大手不動産会社のエリート社員だったが、上司がひっかかった地面師詐欺の責任を押し付けられて退社、登坂不動産を立ち上げた。
学生時代の永瀬の実家の任意売却(競売をせずに金融機関の合意を得て売却する方法)を担ったことが、永瀬が不動産業界に飛び込むきっかけとなった。
腕時計のコレクションが趣味。
社員を厳しくも温かく見守る、登坂不動産・社長。
社員にかける言葉はいつも端的で、その発言には重みがある。


マダム
(大地真央)
容姿端麗、大地主で豪邸に住む登坂不動産の太客。
登坂不動産の社員は頭が上がらない。
かつては銀座の高級クラブのホステスで年齢不詳の美魔女。
過去に登坂と鵤に同時期にプロポーズを受けたことがある。
継孫にあたる十影には、いつもと違って甘々の一面もある。


鵤 聖人
(高橋克典)
ミネルヴァ不動産の社長。
登坂不動産をつぶすためには、悪どい手段も辞さない。
登坂がかつて勤務していた不動産会社を去るきっかけの地面師詐欺事件での因縁があり、逆恨みで登坂不動産を陥れようとしている。
登坂をつぶすため、かつてカリスマ営業マンだった神木涼真を探し出す…。


花澤 涼子
(倉科カナ)
登坂不動産のライバル会社・ミネルヴァ不動産の部長。
元大手ゼネコンの現場責任者。
差別のある現場に嫌気がさしたところ、鵤が実力主義の不動産業界に誘い入れる。
永瀬の正直営業に何度も煮え湯を飲まされた経験があるが、徐々に影響を受けている面もある。
神木の加入でナンバーワンのポジションを奪われるが、なかなか反撃できずに焦りだす…。
シングルマザーで息子と二人暮らし。
お酒を飲むと明るく豪快なキャラクターに豹変する。


十影 健人
(板垣瑞生)
マダムの継孫で元ミネルヴァ社員。
マダムとの交渉で登坂不動産社員で永瀬が教育係となる。
給与や出世よりプライベート第1!
タムパ(タイムパフォーマンス)重視で残業は一切しない。
帰宅して自宅でチルってるZ世代の申し子。
やる気の無いスタイルだったが、永瀬や月下の営業スタイルに徐々に感化されていくのだが…。


藤原 結弦
(馬場徹)
地元の地主の息子で個人でも不動産経営をしている。 
登坂がその手腕を買ってスカウトし、永瀬と同じ課長代理として着任する。
以後、永瀬と課長昇進を競う。
地主仲間に顔が利く上、営業がうまい。


黒須 圭佑
(松田悟志)
「お目が高い!」という口説き文句でお客を口説き落とす完全出来高制のフルコミッション契約。No1に拘るため永瀬の正直営業を敵視している。
実家は愛媛で旅館を経営。
経営が苦しいため仕送りもしている。


西岡 将生
(伊藤あさひ)
ミネルヴァ不動産の営業マン。
花澤に傾倒していたが、神木の出現に弟子入りを申し出る。
その悪魔的営業スタイルに徐々に腰が引けてくる。


東野 芳樹
(財津優太郎)
ミネルヴァ不動産の営業マン。
花澤の下で西岡とともに営業をしていたが、最近は神木に傾倒してきている。


榎本 美波
(泉里香)
登坂不動産が提携する三友銀行の融資担当。
結婚相手への要望が高く、いいご縁に恵まれてこなかったが、永瀬と出会い、ターゲットとして狙いを定めたこともあるが…。
秋田出身のおばあちゃんっ子。
料理がうまく、秋田の地酒に目がない。


愛原 真耶
(松本若菜)
三友信用保証の幹部社員。
光本銀行の榎本美波の先輩で「鬼軍曹」と呼ばれるほど仕事に厳しく成果を上げてきた。
独身で、同期のトップで関連会社の役員に抜擢されている。
美波のことも、忖度無し、物怖じしない発言が気に入り後輩として相談によく乗っていた。
ある年のクリスマスの前日にバーで永瀬に声をかけられイブを一緒に過ごすが、レストランで永瀬大暴走!
お客のいる前で大失態をして「二度と会わない男リスト」に入れていたのだが…。


石田 努
(山﨑努)
永瀬がサブリース契約を進めた和菓子職人で今は人気インフルエンサー。
永瀬は石田家の土地にある祠を壊して嘘がつけなくなったこともあり、祟(たた)りのことを相談できる唯一の人物。




相関図




スタッフ
脚本:根本ノンジ、清水匡、木滝りま
演出:川村泰祐、金澤友也、下向英輝
制作統括:黒沢淳、山本敏彦、長谷知記
主題歌:so far so good/小田和正