『とんび』


第1話 再放送

平成10年(1998年)。
出版社の徳田書店で働くアキラは、小学生学年誌の付録のプレゼンを行うもうまくいかない。
隣の学年誌の付録担当編集に話を聞くと、親に聞いてヒントをもらったという。
アキラは机上にある父親・ヤスの写真に向かってヒントをくれないかと投げかけるが、もちろんその写真から返答はない。
ふと窓の外に目を移すと2羽のとんびが連れ立って飛んでいた・・・。

時はさかのぼり、昭和47年(1972年)の晩夏。
トラック運転手のヤスと妻・美佐子との間に子どもが産まれた。

産まれた子の名前は、小林旭から旭と名付けられる。
幼い頃から親というものを知らずに育ったヤスと美佐子は、愛する息子・アキラを必死に育てながら、幸せな日々を噛み締めていた。

そんな温かな年月が3年流れ・・・アキラが3歳になった頃。
休日のヤスの職場に美佐子に連れられてやってきたアキラの上に積み荷が崩れ落ちて、咄嗟にアキラをかばった美佐子は積み荷の下敷きになってしまい・・・。



キャスト

市川安男・・内野聖陽

市川 旭・・佐藤健

坂本由美・・吹石一恵

市川 旭(3歳)・・五十嵐陽向

市川 旭(6歳)・・荒川槙

市川 旭(11歳)・・福崎那由他

市川美佐子・・常盤貴子

照雲・・野村宏伸

幸恵・・加藤貴子

葛原鉄矢・・音尾琢真

尾藤社長・・ベンガル

たえ子・・麻生祐未

海雲・・柄本明


スタッフ
【制作概要】
脚本
森下佳子
(「JIN-仁-」「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」他)

演出
平川雄一朗
(「JIN-仁-」「ROOKIES」映画「ツナグ」他)

プロデュース
石丸彰彦
(「JIN-仁-」「ROOKIES」「世界の中心で、愛をさけぶ」「MR.BRAIN」他)

原作
重松清「とんび」(角川文庫刊)