特集ドラマ
『軍港の子 ~よこすかクリーニング1946~』


あらすじ

戦後の神奈川県横須賀。
自分たちの力だけで生き抜くしかない戦争孤児たちは、米兵の靴磨きやたばこ拾い、時に犯罪に手を染めていた。
が、あるきっかけで「クリーニング」の仕事に出会う。
犯罪ではなく汗を流して働き、人に感謝されてお金を稼ぐ。
自分たちが“生きていても良い”と思える経験によって、孤児たちは笑顔を取り戻し始める。
自分たちの稼ぎで「家を借りて暮らす」というささやかな夢を抱くようになった子供たちだったが、さらに過酷な現実に襲われることになり…


出演

小川今日一(きょういち)(13)役
小林優仁
空襲で母親を亡くし、戦後の横須賀でクリーニング店を営む親戚の家に引き取られる。
親戚との暮らしになじめず家を飛び出し、他の孤児たちと一緒にクリーニングの技術で懸命に生き抜こうとする。


高木誠司(13)役
髙橋來
フィリピンで母と姉を失い、日本に引き揚げてきた。
街娼(がいしょう)の家に出入りし、アメリカ兵の闇取引を手伝うことで日々の糧を得るたくましい少年。


坂井凪子(12)役
村山輝星
裁縫が得意で、責任感の強い少女。
幼い子供たちの面倒をよく見る、孤児たちの母親がわり。


岡田武弘(14)役
原田琥之佑
孤児たちをまとめあげクリーニングの仕事を軌道にのせようと奮闘する、子供たちのリーダー。


島田真吉(11)役
岡橋亮汰
明るく妹思いなムードメーカー。
父親仕込みの料理の腕を振るい、孤児の仲間たちを元気づける。


西田耕平(11)役
阿久津慶人
現実主義のしっかり者。
生き延びるために自分の意見をはっきりと言い、今日一らと対立することも。


スタッフ

【原作】
西田彩夏
【脚本】
大森寿美男
【音楽】
渡邊崇
【制作統括】
桑野智宏
【演出】
田島彰洋