木曜ミステリー
『警視庁・捜査一課長season6』 


第2話

トラックドライバー・鵜飼頼道(伊東孝明)の刺殺体が発見されたという知らせが入り、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)とともに現場に急行する。
鵜飼は数日前の夜、“タイムトラベラー”の異名を誇る投資家・時岡賢(小手伸也)の遺体が荷台に遺棄されていたことに気づかぬまま、殺害現場のゲートブリッジから発見現場となった倉庫街まで運んだ人物だった。

奇妙なことに、鵜飼が身に着けていたのは20年前、時岡にインサイダー情報を教えた会社員・蝶野成行が失踪当日に着用していたジャケットだった。
しかも、胸ポケットからは20年前の新聞記事の切り抜きが見つかり、まるでタイムスリップしてきたかのような遺体に大岩たちはがく然とする。
鵜飼は、時岡賢を殺した実行犯の手によって、口封じのために刺されたのではないか!? 
そうにらんだ大岩は、捜査員たちを結集し特別捜査本部を立てる。

そんな中、現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、時岡が死の直前、コールセンターアルバイト・新野はるな(新谷ゆづみ)に送った招待状がニセモノだったことに気づく…。
さらにその矢先、鵜飼が潜伏していた先から時岡のスマートフォンが見つかり、最後に通話した相手が、はるなの元アルバイト仲間で自称ITベンチャー社長の鳴尾勇志(平井亜門)だとわかる。
大岩たちは行方をくらましている鳴尾を緊急捜索するが…!? 

“未来を見てきた男=タイムトラベラー”殺害事件からはじまった2つの事件…。
過去、現在、そして未来までもが複雑に入り乱れる事件の真実を、大岩たちは突き止めることができるのか…!?