オシドラサタデー
『鹿楓堂よついろ日和』 


第8話

鹿楓堂のライバル店の見習いシェフ・花岡千利(西垣匠)は、今日も今日とて鹿楓堂を偵察中!
しかし、いつになく元気のない様子が気になったスイ(小瀧望)は、半ば強引に千利に一日店員としてスカウトすることに。

鹿楓堂の和服を身にまとった千利に、敵意むき出しの椿(大西流星)。
相変わらずガルガルもめる子供たち2人だが、千利は調理するときたか(葉山奨之)の手さばきには興味津々な様子…。
そんな千利を微笑ましく見守るときたかは、ふと「千利くんはシェフになりたいんですか?」と優しく問いかける。

すると千利は、就職がうまくいかず、コンビニでバイトしていた頃に偶然出会った神子洸一郎(戸次重幸)への思い出を語り始め…?

一方、ホテルイーストサイドグランデの社長室では、パティシエの角崎英介(白洲迅)が社長の東極八京(藤井流星)に「おなかがすいて死んじゃう!」と猛攻撃。
しぶしぶ「サバの味噌煮が食べたい」とリクエストした八京を強引に連れ出した先は、なんと角崎の実家の定食屋で…?

お酒を交わしながら「……覚えてる?初めて会った時のこと」とつぶやく角崎。
なぜ自分にこんなにも関わろうとするのか、その理由がわからない八京は、角崎の言葉に耳を傾けるー。

鹿楓堂での仕事を終えた千利は、シェアハウスでみんなと夕飯を食べないか、とスイに誘われる。
「敵の窯の飯が食えるか!!!」と一度は断るものの、メニューがグラタンと知り、あえなく団らんに参加することに。

ときたかや椿、ぐれ(佐伯大地)がなぜ鹿楓堂で働くのか―、その理由を知った千利は一層俯いてしまう。
そんな千利に手を差し伸べ、洸一郎と娘のまり(加藤柚凪)のもとへ共に向かうことに――。

ただ、君の“おいしい”が聞きたくてー。
洸一郎と千利が伝えあえなかった、本当の気持ちとは…?