『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』 


第10話 再放送
「未解決事件特命捜査~献身」

桜木泉(上戸彩)は、26歳の誕生日も仕事に追われ、4係のデスクで朝を迎えていた。
そこに倉田工(杉本哲太)が現れ、1年前に起きた「東京理工大学講師殺人事件」の再捜査が決まったことを伝えた。

2009年、東京理工大学の講師・浅井政文(斎藤歩)が殺害された。
助教であった三枝英之(二階堂智)と大学院生が、浅井の遺体の傍にいる血だらけの広田拓真(若葉竜也)を発見。
慌てて逃げる広田は階段から足を踏み外して転落し、死亡してしまう。
事件前夜に広田は働いていたバーで客の浅井と揉めており、動機は怨恨だとされていた。
また現場から凶器が発見されなかった他は、状況証拠から見ても犯人は広田だとされ、被疑者死亡で書類送検された事件であった。

しかし2010年6月、多摩川の河川敷で浅井の血痕がついた凶器が発見された。
共犯者もしくは広田ではない別の真犯人がいる可能性が出てきたため再捜査が決定したのである。
倉田の指示のもと、泉と深沢ユウキ(丸山智己)は浅井が所属していた研究室を尋ねる。
そこで、泉と深沢は事件の第一発見者である三枝から、浅井が人の秘密を調べ上げてはニヤつくような悪趣味があったことを聞く。
三枝の聞き込みをしていると、教授の園田道雄(浅野和之)と助教の樋口瑶子(ともさかりえ)が研究室に入ってきた
深沢は三枝に聞き込みを続け、一方泉は樋口に浅井について聞くことになり・・・。