お笑いタレントの志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルス感染症による肺炎で29日に急逝したことを受け、志村さんの生前に「志村けんのバカ殿様」(フジテレビ)などのバラエティー番組で共演した田代まさし被告(63)が30日深夜コメントを発表した。
田代は1980~1990年代、「志村けんのバカ殿様」「志村けんのだいじょうぶだぁ」(フジテレビ)などの人気バラエティー番組で志村さんと共演。バカ殿と側用人などの名コンビで多くの笑いを生み出した。
田代被告は30日、自身のYouTubeチャンネル「田代まさし ブラック マーシー半生と反省を語る」で「志村けんさんへ」と題して「僕は志村さんの急逝のニュースを見て志村さんより僕が逝くべきだったと思いました。志村さんは今のこの世の中に笑いを届けるために必要な人でした。悲しくて心の整理がつきません」などと記したコメントを発表した。
志村さんと田代被告のコンビのファンたちは「志村さんのこと想うなら、薬もうあかん! それが一番の志村さんの供養」
「田代さんと志村さんコンビのコント、もう一度でいいから見てみたかった」などのコメントを寄せ、2人のコンビが二度と復活しなくなったことを惜しんだ。
田代被告は2019年11月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、一審で懲役2年6月、うち懲役6月を保護観察付き執行猶予2年を言い渡されたが、それを不服として現在、上訴中だ。

志村さんは田代被告とコンビを組んでいた頃は、飲みに連れ歩くなどよく田代被告の面倒をみていた。
しかし、田代被告が覚せい剤取締法違反などで何度も逮捕されるようになると「芸能界から消えてもらいたい」と突き放したこともあった。その後、実刑判決を受け出所した田代被告に土下座されると、志村さんは復帰の手を差し伸べ支えたが、2019年11月に田代被告が覚せい剤取締法違反で3度目の逮捕となってからはノーコメントを貫いていた。


歌手の工藤静香が3月30日、自身のInstagramを更新。
亡くなった志村けんさんを偲んでいる。

工藤はこの日、志村さんについて「幼い頃からずっと観ていたスーパーヒーローが、天国に行ってしまった」とコメント。そして「まだ信じられないです。きっと日本全国の皆さまも同じ気持ちなのだと思います。スーパースター志村けんさんのご冥福をお祈り致します」と悲しい胸の内をつづった。
また、コメント欄のやり取りの中では、
「本気に悲しいね 幼い時、毎週楽しみにしていたよね 体操マネしたり、踊ったりしたね」とつづっている。


31日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、タレントの志村けん(本名・志村康徳)さんが29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため入院していた都内の病院で亡くなったことを特集した。

フリーアナウンサーの小倉智昭氏(72)は「本当に日本全国から悲しみの声が聞こえてきそうですけど。お兄さまがおっしゃっていた、火葬にも立ち会えない、お骨を拾う事も出来ない。やはり感染症の場合は、そこまでこだわらなければならないんですねぇ」と静かに語った。

31日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、タレントの志村けん(本名・志村康徳)さんが29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため入院していた都内の病院で亡くなったことを特集した。

スペシャルキャスターの「メイプル超合金」のカズレーザー(35)は突然の訃報を「受け止め切れるものでもありませんし、僕みたいな小物が語れるような存在ではない、本当に偉大な方ですし」と信じられない様子。

続けて「やっぱり思うのは、志村さんは自分が亡くなった事を、悲しいニュースにされる事を、一番悲しむんじゃないかと思う」と明るくつとめていた。


立憲民主党の蓮舫参院議員(52)が31日までに自身のツイッターを更新。
東京都の小池百合子知事(67)が、タレントの志村けんさんの訃報に「最後の功績」と語った事に言及した。

小池知事は30日、志村さんが亡くなった後に都庁で
「まず、謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。志村さんといえば、本当にエンターテイナーとして、みんなに楽しみであったり笑いを届けてくださったと感謝したい。最後に悲しみとコロナウイルスの危険性について、しっかりメッセージを皆さんに届けてくださったという、最後の功績も大変大きいものがあると思っています。お悔やみ申し上げます」と語った。

この発言に蓮舫氏は
「今。言葉はとても大切です。知事、あまりにもです。心がなさすぎます」とツイートした。


本当に偉大な方だったから
しかも、コロナウイルスで...悔しいですね。