『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』 


第7話

唯織(窪田正孝)が来てから変わりつつあるラジエーションハウスのメンバー。
その日は、初めて1人で当直をすることになり、不安でいっぱいの裕乃(広瀬アリス)。
しかも、緊急時に備えて待機するオンコール担当は軒下(浜野謙太)だが…。
乳腺外科に、軒下と中学時代の同級生だった蛭田真貴(松本若菜)と志朗(篠原篤)夫妻がやってくる。
人間ドックで真貴の胸にしこりが見つかり、マンモグラフィ検査を受けに来たのだ。
軒下と再会した真貴は、彼が卒業アルバムに将来の夢は医者と書いていたのを覚えていた。
初恋の相手の真貴から「夢を叶えたんだね」と言われ、本当のことが言えない軒下。
真貴のマンモ画像を読影した杏(本田翼)は、唯織にも意見を求め、悪性の疑いがあるため超音波検査が必要との診断を下す。
それを見ていた鏑木(浅野和之)は、杏は技師に甘えていると指摘する。
技師には技師の役割があり、一線を越えることは、唯織の首を絞めることになる、というのだ。
再検査が2カ月後になると知った志朗は軒下に、医者として検査を何とか早められないか、泣きつく。
しかし、特別扱いはできないと答えるしかない軒下。
それでも諦めきれない志朗は、通りかかった唯織に声をかけ、事情を説明した。
「真貴は自分の人生のすべて」という志朗の言葉に強く共感した唯織は、杏に相談。
だが、鏑木の言葉を思い出した杏は、患者を救うのは医者の仕事だと返し…。