『不機嫌な果実』


第3話 再放送

これ以上、夫・航一(稲垣吾郎)を裏切ってはいけない――
不倫旅行の最中にそんな思いがこみ上げ、野村(成宮寛貴)に別れを切り出した麻也子(栗山千明)
だが、野村は一向に納得してくれない。
しかも運悪く、麻也子は野村と一緒に旅から戻ってきたところを、友人の玲子(橋本マナミ)に見られてしまい…!? 
一方、出張に出かけていたはずの航一はというと、あろうことか妻の友人・久美(高梨臨)と関係を持っていた! 
しかも、そんな自分の行為は棚に上げて調査員を雇い、麻也子の不貞行為の証拠を集めていたのだ…。

その矢先、思いもよらない最悪の事態が発生する。
玲子に呼び出された麻也子が、久美の経営するワインバーへ行くと、奇しくも店内には野村の姿が! 
しかも、招かれざる客はまだまだ続く。
航一、さらには密かに麻也子へ思いを寄せる音楽評論家・通彦(市原隼人)までもがやって来たのだ! 
「私って、本当についてない…」――秘密を持つ者、秘密を知る者、秘密を知られてはいけない者が集まり、気が気でない麻也子。
しかも、野村の“際どい振る舞い”が、麻也子を絶体絶命のピンチに陥れ…!

もはや泥沼化は避けられない!? 
男女の欲望と理性が錯綜していく中、航一は麻也子に“あるもの”を突き付け、絶句させる――


第4話 再放送

調査員を雇って手に入れた野村(成宮寛貴)との2ショット写真と報告書を、夫・航一(稲垣吾郎)に突き付けられた麻也子(栗山千明)。麻也子は不倫の事実を認めて謝るが、マザコン夫の航一は意外な反応を見せる。
まるで子どものように号泣し、母・綾子(萬田久子)に電話しだしたのだ! 
あ然とする麻也子。
しかも、あれよあれよという間に綾子が押しかけ、麻也子を糾弾。
しばらく航一のそばにいると宣言して同居し始めたかと思うと、甲斐甲斐しいにも程があるほど航一の世話を焼き、麻也子に嫌味を繰り返すようになったのだ。
しかも、麻也子と航一がセックスレスだと知った綾子は、ありえない方向へと暴走し始め…!

そんな中、航一は妻の友人で不倫相手の久美(高梨臨)に、別れを切り出すが…。
一方、麻也子も何とか夫とやり直す道を模索しようとする。
ところが…彼女を待っていたのは、またもツイていない展開だった…。
なんと、麻也子を元気づけようと、通彦(市原隼人)が “あるもの”を持って会いにきたのだが、その現場を航一に見られてしまったのだ! 
通彦とは後ろめたい関係ではないと説明する麻也子。だが、航一はまったく聞く耳を持たず…。
どこまでもすれ違っていく麻也子と航一。
踏んだり蹴ったりの状態で、心が擦り切れてしまった麻也子はとうとう、“自分でも予期せぬ行動”に出てしまう!


第5話 再放送

修復しようとすればするほど、こじれていく夫・航一(稲垣吾郎)との関係。
疲弊した麻也子(栗山千明)はいつの間にか、情熱的でまっすぐな通彦(市原隼人)に心惹かれ、突き動かされるように“禁断の一線”を越えてしまう。
その矢先、航一が麻也子に対し、激しい束縛を開始した! 
門限の設定や、5分以内のメール返信義務はおろか、通話やメール履歴のチェックまで堂々とするようになったのだ。
だが、そもそも夫を裏切ったのは自分…。
麻也子はこれも自業自得だと自分に言い聞かせ、ためらいながらも通彦とのアドレスもスマホから削除。
日に日にエスカレートしていく異常な監視体制のもと、息苦しさを覚えながらも、主婦としての務めを黙々とこなしていく。

そんなある日、麻也子は友人・久美(高梨臨)からバーベキュー・パーティーに誘われる。
接待ゴルフがあるという航一から、一人で参加するよう促された麻也子は、なんと会場で通彦と再会してしまう! 
一定の距離を置き、よそよそしく接しようとする麻也子。
ところが“ある事情”から、人目のない小屋で通彦と2人きりになった麻也子は、とうとう揺らぐ心を抑えられなくなり、激しく求め合うことに。
その小屋に、なんとゴルフに行っていたはずの航一が近づいてきて…!?

さらに、運命の歯車はあらぬ方向へと激しく回り始める。
麻也子の友人である玲子(橋本マナミ)の夫・茂(六角精児)が、妻には内緒で弁護士の津久井(光石研)に“あること”を依頼。
そして、麻也子はというと…通彦からまったく想像すらしていなかった“衝撃の提案”をされる――