長時間労働どうしたらなくなるの?
我が国の改善すべき労働環境「長時間労働」と「過労」「正規労働者」と「非正規労働者」の割合女性労働者をめぐる現状について職場における安全衛生の強化日本の長時間労働について1.「時短」は進んでいるが、正社員の労働時間、残業が減らない理由1990年代は年間の総労働時間は2000時間を超えていたが、現在は1850時間以下まで減少し、全体的には「時短」は進んでいるということですが、実態は、残業をさせない非正規社員(パート、派遣労働者)が増えている分、正規社員に残業がしわ寄せされているのが現状です。2.長時間労働が「健康」に及ぼす影響長時間労働は、肉体的、精神的負荷を与え、過労死や自殺、精神疾患の原因とされています。さらに、IT化やグローバル化の進展がさらに、スピード性を求められ、時間的精神的プレッシャーが更に大きく拍車をかけているのが現状である。3.長時間労働となるさまざまな理由 「仕事量が多いから」51.0%「突発的な仕事があるから」40.7%「勤務時間外でないとできない仕事があるから」20.0%「納期にゆとりがないから」16.3%個人ではどうしようもない理由です。「仕事を納得できるように仕上げたいから」19.9%「残業手当を生活の当てにしているから」7.2%自らの意思で行う残業もあります。「皆が残業しており、先に帰りづらいから」8.4%、「残業をしないと、査定に影響があると思われるから」2.1%昔のままで進歩のない職場風土を引きずった理由もあります。(出所:連合総合生活研究所「ワークライフバランスに関する認識」(2007年))4.長時間労働をなくすためには(1)「社風・職場風土」の改革・改善長時間労働が「良い事だとする」社風を変える。そのためにはトップが宣言し、自ら行動で示すことです。(2)仕事の「分析」と適正な「配分」して、仕事を効率よくこなすノウハウを組織全体で共有する仕事が多いからという理由は、なぜ効率が悪いのか、特定の人に仕事が集中するのか仕事を「質」と「量」の両面から分析し、要員計画を立て直すことです。この原因究明をせずにやみくもに仕事をしている方が多いように思います。(3)仕事の「見える化」の推進全員の仕事を可視化することです。自分でしかできないと思っていた仕事が、実は分担が可能であることが分かり、チームですることで、その結果、生産性が大きく向上します。(4)年休等休む日を先に決めてしまう目的を持って休暇を取得することにより、ワークライフバランスを実現していくためにも必要なことです。(5)残業が問題行為であると社内に徹底さすちょっと極端ですが、残業をすることはルール違反であると社内に徹底さす。(6)管理職のマネジメントスキルを上げる一つは管理職のマネジメントスキル不足も大きいと思われます。現場の業務や状況をきちんと把握して、仕事の配分を決めるようにすることも必要です。(7)残業代に頼らなくてもよい給与を支給する仕事の効率を上げて、まずは、従業員に基本給で生活できる給与の支給ができるようにすることでしょう。この時間外労働問題は、これまでの日本の労働環境を大きく変える程の問題をはらんでいます。しかし、今後この時間外労働問題を抜きに健全な経営は難しいでしょう。少しでも、現状を改善し前進させましょう。平野社労士行政書士事務所