質タカラ商会のブログ

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旧兵庫県立健康生活科学研究所

約50年前に出来たとてもとてもしっかりがっちりした建物。

その前はマッチ工場で、ダイエーになるとか市営住宅になるとかいう話があったそうですが、結局県の施設となり、兵庫県衛生研究所が出来ました。

「エイセイセンター」と言って、近所に住む私たちはずいぶん親しんだ場所です。

入口は10段ほどのしっかりした階段があり、小学校の集団登校班の集合場所となり、かっこうの遊び場になりました。

あの頃の子どもは遠慮がなかった。

立派な階段緒下は行け行けだけど低い部分の下は真っ暗だったので、すぐに「基地」となり、隠れて遊びました。そのうち、「浮浪者」と呼ばれるおっさんが住むようになり、やがて入れないように閉められました。陸屋根のそこそこ大きな車庫には普通では子どもは届かない鉄の梯子があり、何とかかんとかして飛びついて上に上あがり、バドミントンやボール遊び。とても危ない。すぐに梯子には鉄条網(針は寝かしてありました)が巻かれたけど、それでも工夫して登りました。もはや上ることが目的。おじさんたちがあまり見かけない時間帯には、おにごっこ・かくれんぼ・缶けり・だるまさんがころんだなどで遊び、夜は花火もしました。しっかりした壁を使って一人でバレーやテニスの練習も。屋上にはサルだかゴリラだか雪男が居ると聞いて、外階段をこっそり登って潜入しようと試みたこともありました。「キーキー」とサルか鳥かの声が聞こえた事もあってドキドキ。そのうち、外階段に扉が付きカギもかけられるようになりました。

正月に親戚が集まると、階段は集合写真を撮るのにちょうどいい場所でした。

ずいぶん親しんだ衛生センターですが、なかなか中には入る機会がありませんでした。

「怖い」細菌が持ち込まれたり、もしかしたら「恐ろしい」研究をされたりしていたかもしれませんが、近所が不安な思いをすることなく50年たち、引っ越していきました。

アートプロジェクトTRANS-KOBE

今回、申し訳ありませんが芸術にはとんと関心はありませんでしたが、中に入れるということで行ってみました。

入口スタッフさんに、何人か入られていますか?と聞くと、今はだれも・・・

1人で中に入り、暗い階段を下りてエレベーターのボタンを押します。ちょっと不気味。エレベーターが着くと「ピンポーン」といって開きます。1人で乗り込み5階へ。かなり心細い。「ピンポーン」と5階まで来たらスタッフが2人いらっしゃいました。ちょっとほっとしました。

スリッパに履き替えて入ったコーナーは真っ白に塗り替えられた廊下。再びエレベーターに戻って6階へ。こちらは研究室の廃墟のような部屋。7階は動物を飼育していた空間で屋上には檻。小学生の時、目指していた空間がそこでした。

屋上からの眺めはなかなか良かったです。すぐ下に我が家があり、家をほぼ真上から眺めることができました。グーグルアースみたい。

建物内は撮影禁止ですが景色は撮影OK。

東側。中学校の校庭が見えます。通った小学校のあった所です。

南南東側。花火がきれいに見えるだろうな~。

南南西側。新開地方面。

西側。荒田グラウンド側。

北北西。

北側。山がきれい。

タカラ商会はこの手前。