私の主人は3回転職しています。


1回目の転職
出会った当初は元警察官で、お互い住んでいた場所が遠かったことから私の地元で結婚式を挙げてから主人の地元に嫁ぐことになりました。
そのため、結婚のために一度退職して私の地元で一年間だけ工場で働きました。


2回目の転職
主人が警察を辞めたのにはもう一つ理由があり、地元に実父が経営する運送会社を継ぐためでした。
ですので、主人の地元に越してからすぐにその会社で働き始めました。

ですが、私の妊娠、出産が2020.2021と続く中
・急な休日出勤→当然代休なし
・急な夜勤→まさかの明けでも出勤
・お盆や年末年始は休み返上
・育休は取れない
・毎日のシフトが前日にならないとわからない(その日の夕方次の日の勤務を知らされる)
・妻も従業員の一員と言われる
など、労働基準法を明らかに反している…と思う勤務状況でした。
運送業の実情はそうして成り立っているのは仕方のないことかもしれません。

私は嫁ぎ先で知り合いも誰もいない中、週に1日の休みですら『今日も電話くるかも…』と怯えて過ごしていました。
夜勤明けの日は主人を起こさないように赤ちゃんをなるべく泣かせないようにしたり、自分も初めての育児で切羽詰まってる中、嫁ぎ先の土地では相談できる友達もいなくてどんどん追い詰められていました。

なんとかギリギリのところで毎日過ごし、2人目を妊娠したので早い段階で「育休がほしい」ことを会社に伝えるとあっけなく拒否
法律では守られていますので労働基準局に言えば済んだのかもしれません。ですが実父の会社ですので主人もそうはいかず…
色々揉めた挙句、これまでの勤務形態などから自分達の今後の生活を考えて会社を辞める方向に固まりました。会社から徒歩5分くらいの場所に家も建てていたので、残念でしたが離婚しては元も子もないので自分達の納得のいく選択を半年かけてしました。


3回目の転職
2人目が生まれるタイミングで退職をして、3ヶ月間の失業手当が出る期間を育休代わりに休みました。
とは言っても、、皆さんにはオススメしません何が何でも育休を取るべきだと思います。
理由として
・失業手当が安すぎる(住民税、年金、保険料を引いたら月10万円くらいしか手元に残らなかった)
・転職先で半年間は休めない(有給や看護休暇などは大抵半年後から支給)

育児休業給付金は会社から出ているわけではないので、雇用保険に加入しているほぼ全ての皆さんが取得できます。その間の保険料などは全て免除になるので、金額も支給総額の67%が半年間、その後50%が半年間出ます。
また保育園など激戦区の場合、申告しても落ちた場合は更にもう一年支給対象になることもあります。もらえる手当については自分で手に入れないと誰も教えてくれません

ということで、その3ヶ月間にハローワークで調べて条件の合った勤務先に雇っていただくことができました。
条件は
・家から近い(2キロ)
・土日祝休み
・残業なし
・8時半〜17時20分勤務

今現在働き始めて4〜5ヶ月ですが、毎日時間が決まっていること、休みが固定されていること、本当にありがたいです。
お給料は前よりかなり減りましたが、子育てを夫婦で楽しむためには私達にとって欠かせない条件でした。



4回目の転職??
主人は朝4時半に起きて今の勤め先で取得したい国家資格の勉強をしています。
そして6時頃起きる息子と散歩して朝ごはんを食べさせてから出勤するのが毎日のルーティンです。
今の会社はとても働きやすいようですが、3人目の妊活中ということもあり将来お金がかかってくるのは事実です。小さい会社なので、現実的な話、いつ倒産するか保証はありません。退職金はほぼ無いそうです。

ということで、今年29歳になるので年齢的にラストチャンスと思われる市役所の試験を受ける勉強もしています。
もし合格すれば1年少しでまた転職、ということになります。どうなるか分かりませんが、家族のために転職を繰り返し、どんな環境でも常に直向きに努力を惜しまない主人を人として尊敬しています。



そんな尊敬する主人の、とんでもない裏切りを次回紹介します。笑笑