2020年に長男を普通分娩で出産し

2021年に長女を無痛分娩で出産しました。
今回は普通分娩の出産レポを残します。






普通分娩(長男編初産)

コロナ禍出産というのもあり、入院から退院まで全て一人でした。

産休に入ってから立ち会い分娩ができないことになり、毎晩不安で泣いていた記憶があります。



●出産まであと2日●


出産予定日1週間前の朝、洗濯を干していたら「ぱちん」という音がして破水。ちょっと生臭いような、血も少し混ざる。

破水と分かっていたものの、量が少なかったことと用事があったため夕飯を食べてから夕方病院に行きました。(破水したらすぐ行くのが正解です。私は叱られました💦)


前期破水

と診断を受けて、その日は安静に一夜を過ごしました。抗生剤の薬を飲みました。

この時点で子宮口2センチ




●出産まであと1日●


次の日、飲む促進剤を6回に分けて飲みましたが何もなく終了。





出産当日(予定日6日前)●



9時

噂のグリグリ。めっちゃ痛い…

子宮口3センチ


9時半

「今日16時までに生まれなければ感染症のリスク考えて帝王切開ね」と言われて点滴で促進剤投与開始。

YouTubeで見てた「横になってるより座ってる方が進むし痛くない説」を信じ、一人あぐらでユラユラ。


10時半

微弱陣痛始まる。

赤ちゃんの向きが斜めだと言われて、お腹の上から赤ちゃんを縦向きに直される。痛い。


11時半

このままだと帝王切開かも、、と言われて、とりあえず昼食抜き😓


12時

3〜4分間隔で小さい陣痛がつきはじめる。

「帝王切開やだ!もっと大きいのこい!」と願うが、後にこんな考えの自分を呪う。笑


13時

2分おきの陣痛。

子宮口3センチ

え!?まだ!?って驚き。結構痛いのに。

ここで医者に卵膜を破られる。


14時

重い生理痛より痛い。

さっきまでの陣痛と別物の痛み。この辺りからテレビも目に入らず。


14時50分

陣痛が死ぬほど痛い。子宮を柔らかくするため?の筋肉注射を肩に打たれたが、注射嫌いの私が何も痛みを感じないほど。。

ここから記憶が曖昧。


15時

ここから1分以内間隔の陣痛が続く。

YouTubeで見た「肛門をカカトでおさえる座位」をやってみるが全く効果なく、助産師さんに四つ這いで肛門を押してもらうが、痛すぎて陣痛のたびに「無理!死ぬ!あと何回!?」を連呼😓今思うと恥ずかしい…


15時半

子宮口5〜7センチ

医者「よかった!これなら下から産めそうだね〜」

私「いやもう無理終わりにしてください」(心の声)


16時

いきみたい感覚なんかないのに、もう終わりにしてほしくて「くる!もう生まれる!ぎゃーーー」を繰り返していると、出産の準備を始めてくれた。笑

初対面の助産師さんに「ケツ押してーーー!!」とタメ語で指示するも、もうそれすら気休めにならなくて横向きに寝かされたら初めて吐きそうになる🤢

ここで子宮口を確認するために仰向けになるが、この状態で陣痛がくると半端なく痛い。

この時点で子宮口9.5センチ


16時過ぎ

いきみ開始。

両足に足袋みたいなものを付けられて分娩台に乗せられるも、いきみ方が分からない。。

痛すぎて膝が閉じて上半身は反り返る。

ここから看護師が増えて両側に立たれる。

陣痛がくるタイミングで「くるーーー」と言うといきむ前に2回深呼吸求められて殺意が…🙏

その「くるーーー」を少しフライングで伝えて早めにいきむ体勢に入ると、みんなモニター見て確認しあって2回の深呼吸が3回求められるように👹

「言うこと聞かないと10回が100回になるよ!赤ちゃん苦しいから息して!話聞いてる!?口閉じて、目開けて、体捻らないで、足開いて!」と看護師に説教受けながらも「足つるーーーー」と押さえられた足をすぐ閉じる😓(ずっと右の太ももの外側がつりそうでした)

陣痛20秒間隔

あり得る??本には最後1分間隔になるって書いてあったよ…ずっと1分間隔以内だよ…

「あと何回!?」って聞くと「5回って言ったら6回耐えられる?」と逆に聞かれる😅

いきみ5.6回目から少しずつ力の入れ方が分かり、褒められて少し冷静になる。笑

この辺りからいきむ方がラクという感覚がわかり、深呼吸の指示を無視してひたすら勝手にいきむ。笑

ネットで見た「頭がハマる感覚」が分かるも、究極に痛すぎて目玉が飛び出そうになる。死ぬほどいきんでたら、「力抜いて!」って言われてでもできなくて、両サイドにいた看護師の腕をつねる。

その後手すりやら枕やら必死につかむも、全て払い除けられて「赤ちゃん苦しいよ!おまた裂けるよ!」って指導される。

肩がハマる感覚がわかると同時に「医者会陰切開間に合ってないやん…」と冷静になる。(裂けました)


16時半

3200グラムで長男出産。

感動より放心状態で天井を眺める…カンガルーケアも写真撮影もクタクタで涙すら出ず。





感想

「痛いとは言えども世の中の母親はみんな産んでるんだから大丈夫だろう」という心構えで臨んだ自分を恨みました。笑

自分の母、そして世の中のお母さん達に尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになりました。


促進剤

これは促進剤を使っての出産と自然陣痛の出産と、どちらも経験した実の母や看護師さん、友達伝に書いたことですが、促進剤を使用した出産の方が感じる痛みは強い傾向にあるようです。

理由としては、自分の体が起こす陣痛は体の準備ができていて自然なものであって、促進剤を使うと無理矢理陣痛を起こすから痛みが強いのだとか。

例えるのなら自然な排便は痛みがないけど、下剤で出す時の腹痛のようなものかな…


陣痛の痛みも出産にかかる時間も十人十色なので一概には言えませんが、こんなに叫びながら死に物狂いで出産したのに、無言で産める人がいることをいまだに信じられません…笑笑

なので、一度は自分の陣痛で産んでみたい気もします。


前期破水

起こる原因は一つではありませんが、私の場合性交渉を出産前まで行っておりました。妊娠中にカンジタにもなりましたが、誰でもなるリスクがあるようで、そういった細菌感染も前期破水の一つの要因だそうです。

また、精液の中に子宮収縮を促すホルモンが含まれているとのことで、コンドームをつけた性交渉が勧められています。海外では予定日付近になるとあえて性交渉をして、という逆説もありますが…


産後の身体

しばらく身体中がガチガチの筋肉痛?事故にでも遭ったようなひどい痛みで、杖がないと歩けませんでした。数日はトイレ以外ベッドの上。

トイレも怖いしオロも沢山出るしおっぱいも痛いし…誰も教えてくれないマイナートラブルは続くのです…


私の場合母乳育児にも悩み苦労したので、それについても後々触れていこうと思います。


コロナ禍出産

コロナ禍での出産となりましたが、不安も悲しみもとてつもなく大きく、立ち会い分娩ができる産院に転院しようかとも考えました。

でも一人じゃない、赤ちゃんと頑張るんだ、赤ちゃんに会える素敵な出産の思い出にするんだ、と前向きに考えるようにしました。

立ち会い分娩が第一希望でしたが、こんなに獣のように叫んだ出産、主人に見てもらわなくて良かったなという気持ちも半面あります。笑

入院中の面会もなくて残念という気持ちと、実際メイクも髪の毛も何一つ余裕なく、座るのすら痛いのに、誰も来なくて良かったという気持ちもありました。笑



無痛分娩

次の記事は無痛分娩について記そうと思います。

直前まで普通分娩の予定でしたが、なぜ無痛分娩にしたのか、やってみた上での違いや感想、メリットデメリットなどお伝えできればと思います。

そして同様にコロナ禍でしたが、立ち会い分娩が叶いました。費用は個人負担のPCR検査で12万円プラス…



最後に

とにもかくにも、母子共に健康が第一ですね。

痛かったしトラウマになったけど、最愛の息子にやっと会えて、産んだ次の日には幸せを実感してやっと嬉し涙を流すことができました。

産後の痛みは忘れると言いますが、なかなか忘れないもんだなと思います。個人的には。。笑