遺骨から作るダイヤモンドのラボは日本にありません。遺骨ではなく遺品からダイヤモンドを作っている会社はありました。遺骨ダイヤモンドは海外ではスイスとアメリカ、フィンランドが有名です。世界数カ所でしか作られていないのは、ダイヤモンドを作ることよりも心を伝えるサービスだからです。
骨からつくってもらうメモリアルダイヤモンドは日本でつくられているか?
ダイヤモンドのラボは海外にあります。日本にも1社あるのですが、遺骨からダイヤモンドを作るのではなく、遺品(骨ではない)からダイヤモンドを作っている会社のようです。このことから推察すると、日本国内で遺骨ダイヤモンドのラボがない理由は、「墓地埋葬法」が理由ではないかと思いました。遺骨をあつかう場合、近隣住民の理解が得られないからです。
※参考 遺骨を使うことについての法律は?
※人工ダイヤモンドのうちダイヤモンドは天然石が存在するため、本来は合成ダイヤモンドと呼ぶのが正しい呼び方です。
ダイヤモンドのラボ
合成ダイヤモンドの工場をラボといいます。これは、人工ダイヤモンド・合成ダイヤモンドのことを英語で「ラボ・グロウン・ダイヤモンド」というからです。日本でもダイヤモンドを製造する技術はあり、大量に工場で作ることは得意です。しかし、遺骨から作るメモリアルダイヤモンドのように、遺骨の取り違えや混入を防ぐような細かな管理は、日本で行うには割が合わないのかもしれません。
それにダイヤモンドのラボでダイヤモンドの生成工程を見学すると、とても丁寧に管理していることがわかります。工場ではなくてラボでダイヤモンドを作る理由は、遺骨の管理が主な仕事だからにほかなりません。ラボでは、遺骨から炭素を抽出して、高温・高圧(HPHT)でダイヤモンド結晶を大きくなるまで育てています。
ラボはこころをつたえるサービス|経過報告が唯一の楽しみ
私のときもそうでしたが、お亡くなりになった両親や、ペットへの想いをみなさん大切にされていらっしゃると思います。ダイヤモンドが出来上がるまで半年以上かかりますし、荷物(遺骨)の受け渡しも不安です。ですが、半年以上かかる時間が、私の気持ちを癒してくれたのも確かです。ときどきご連絡を頂いたスタッフの方にも感謝しております。
ダイヤモンドの色や大きさを選ぶ時間
「ペンダントやリングのデザインを検討する時間」「 遺骨を送り出して、帰ってくるまでの長い時間 」
その時々で、ラボから英語のメールが届きます。窓口のスタッフが日本語に翻訳して送ってくださいます。この経過メールを読んで、安心できる部分も大きいかもしれません。
ダイヤモンドの申し込み窓口
ダイヤモンドの申し込み窓口は、日本国内に6社以上あります。どの窓口を選ぶかは、それら窓口にどれだけ魅力を感じられるか、なので私から押し付けたりはしません。私の場合は、1社だけ懇意にさせていただいている窓口があるので、おすすめは?と問われたらそこを答えることにしています。
※ 遺骨から作るダイヤモンドの窓口リスト6社 にリンクを載せています。
ダイヤモンドのことでわからないことや疑問質問がありましたら、電話やメールでお問い合わせするといいです。日本語が通じない窓口もあるので注意してください。高いお金を払って申し込みしますので、なるべく親身になってもらえる窓口を見つけておきましょう。そのためには、たとえば「資料を送ってください」とお願いしてみるといいです。対応が悪いようなら、以降、連絡をやめます。
まとめ|骨からつくってもらうメモリアルダイヤモンドは日本でつくられているか?
遺骨ダイヤモンドのラボは日本にありませんでした。日本国内では遺骨を扱うサービスで近隣住民の理解が得にくいことが原因です。遺品からダイヤモンドを作る会社は1社ありました。海外のラボで作る場合が多いですが、窓口は国内にあります。日本語で親切丁寧なスタッフに対応をおまかせしたいものです。