墓じまいを考えている方から「墓じまいで失敗する点は?」という質問をよく聞きます。墓じまいが日常的になってきているからだと思います。失敗すると元に戻せないという心配もあるからでしょう。このような疑問にお答えします!

✓ 墓じまいで失敗しないコツは?
✓ 墓じまいはどう決めればいいか?
✓ 墓じまいで遺骨ダイヤにすると後悔しないか?

 

後悔しない?墓じまいで役に立つ遺骨ダイヤモンド

 


墓じまいで後悔しないようにするには、関係する家族とよく話し合って墓じまいを決めることです。墓じまいのあと

 

 

  • 新たにお墓を作る
  • 海洋散骨にする
  • 永代供養墓に入れる
  • 手元供養にする
  • 遺骨ダイヤにする
などが考えられますが、このなかでも遺骨ダイヤモンドをおすすめする理由をお伝えします。

 

墓じまいで後悔することは?

 


このようなときに後悔するようです。

 

 

  • 親族との調整がたいへんだった
  • 意外と費用がかかった
  • 合祀してしまった
  • お寺ともめた
  • もう一度お墓をたてたくなった

 

少し解説してみます。

親族との調整がたいへんだった

親族との調整や手続きは大きな負担になります。

 

  • 費用
  • 場所
  • 今後の供養方法
  • 話し合いのセッティング

 

いろいろな場所に住んでいる親族や家族の希望を聞くのは不可能です。ですが少なくとも「自分はどうしたい」を伝えるようにします。それに対して、賛成や反対があると思います。理解をしてもらったり、理解を得る努力をするように努めます。

意外と費用がかかった

墓じまいには、想定外の費用かかります。

 

  • 離壇料
  • 閉眼供養・開眼供養などの法事
  • 墓地の撤去
  • 新しいお墓など
  • 行政手続き(改葬)

 

どのくらいの費用がかかるかは、石材店に見積を取ります。その際に、

 

  • 供養などの法事料金が含まれているかどうか
  • お骨の移動や一時的な保管が可能か

なども確認します。含まれていないようでしたら、別途費用を計算する必要があります。見積はできれば複数の石材店にお願いします。料金面での比較をすると忘れている費用を見積もりやすくなるからです。

 

墓地によっては指定石材店があります。その場合はその指定石材店にお願いするといいです。他の石材店からは費用の見積をいただくことはできないからです。

石材店は納骨や墓じまいでお墓を開くときに必ず登場する陰の立役者です。お仕事はそれだけでなく、真夏の暑い時期に草取りや、墓地の管理、修繕なども行われています。墓じまいのときは墓石の解体・撤去だけでなく墓地でのしきたりをすべてご存知ですので見積を取りながらよく相談してください。

合祀してしまった

合祀を選んでしまって後悔する場合もあります。合祀するとお他の遺骨と一緒になるため、故人の遺骨を取り出すことができなくなるからです。

遺骨の行先

 

  • 近くの墓地
  • 納骨堂
  • 永代供養墓
  • 樹木葬墓
  • 散骨
  • 手元供養
  • 遺骨ダイヤ

 

お寺ともめた

お墓から遺骨をとりだすときは、閉眼供養(魂抜き)が行われます。お寺に閉眼供養をおねがいすると感謝の気持ちとしてお寺へのお布施が必要です。墓じまいでは離檀料でお寺ともめることもあります。檀家ではなくなるときに、お寺へこれまでの感謝として離檀料を払う必要があります(本来はこれもお気持ちです)。お寺の事情としては収入減少になるので、離檀料でお寺ともめるのかもしれませんが、そうだとするとお寺にはこれまでの感謝の気持ちを伝え、墓じまいの経緯をお話しして理解を得ましょう。

もう一度お墓をたてたくなった

墓じまいをすると、家族だけでお参りできる場所がなくなります。自分の先祖だけをお墓に埋葬したいという気持ちになることも想像できます。ですが合祀したあとは、もう一度遺骨を取り出すことはできません。それを考えると墓じまいの後で、いったん維持管理のしやすい場所に新たなお墓を建てるのも1つの方法です。

墓じまいで失敗しないコツは?

 


墓主の家族だけで墓じまいを進めてしまうと、トラブルにつながります。ご年配の親族は同じお墓でも考え方が異なるため、反対されることは多いです。

 

 

  • ご年配の親族の理解
  • お墓を管理してくださっているお寺や石材店さんの理解
  • 身近な親族(家族)からの理解

 

ご意見をうかがうだけではなく、自分(たち)を理解してもらえるよう、気長に話し合いするといいです。決して、自分(たち)の都合だけで墓じまいを行わないようにしましょう。

墓じまいはどう決めればいいか?

 


墓じまいを行う前に、自分たちにとって一番良い遺骨の管理方法を最優先に考えます。

 

遺骨の行先(再度掲載)

 

 

 

 

  • 近くの墓地
  • 納骨堂
  • 永代供養墓
  • 樹木葬墓
  • 散骨
  • 手元供養
  • 遺骨ダイヤ

墓じまいは労力と膨大な時間を使いますので、元気なうちに墓じまいをするといいです。

 

  • 親戚訪問した時に「こんなふうに考えているのですが」と、軽く話しておく
  • 遠くの親戚へは電話以外でも、週末や夏休みに「ひさしぶり、げんき?」といいながら訪問しておく
  • 結婚式や法事・お葬式などの機会に親戚と(少しだけでも)話を出しておく

墓じまいをしなくてもいい、しないほうがいい場合

 

 


お墓を管理する人がいる場合は、墓じまいをしなくてもいいです。お墓は誰が承継しても構いません。墓主は、承継する人と今後の管理などをよく話合っておきます。承継の手続きは、承継する人が墓地に名義変更届を提出し、名義変更手数料を支払うことで完了します(寺院墓地の場合)。キリスト教の墓地の場合は、合祀の場合が多いので、墓じまいやお墓の継承は不要です。

 

墓じまいで遺骨ダイヤにすると後悔しないか?


遺骨ダイヤにしたとき、後悔するのは「失くしてしまったとき」です。それを理解したうえでダイヤモンドを選択する方はたくさんいらっしゃいます。私も一番おすすめしています。その理由は、
  • お墓を準備するよりも安くすむ
  • 身に着けることができ、お墓よりも故人を身近に感じることができる
  • 普段使いやフォーマルな席でも使える
  • アクセサリーを身に着ける理由になる

仕事中にダイヤのリングをしている人がいると少し違和感があるかもしれませんが、「これは私の母なの」「僕の父は、ほれ、このペンダントに」のような会話にもつながります。

まとめ|後悔しない?墓じまいで役に立つ遺骨ダイヤモンド


墓じまいをしてしまって後悔したという話はときどきおうかがいします(終活ガイドなので)。後悔しないためには、親族・親戚やこれまでお世話になったお寺に、自分たちの考えを理解してもらえるように努力する必要があります。遺骨ダイヤも墓じまい後の供養でおすすめです。