ウクライナや台湾、北朝鮮問題から防衛意識が高まり改憲の論議が多く出てきたのにはうなづけます。ただ少し前の世論調査では改憲については「まだ急ぐな」が過半数だとのことでした。ただ改憲派の方が多いようです。それで今、問題になっているのは、一つは統一教会と一体の国際勝共連合と自民党の改憲案がかなり似ているということ。つまり自民党と統一教会との癒着です。主な内容として緊急事態条項の創設、家族条項の創設、9条への自衛隊明記などです。それと新たに政教分離の例外が付け加えられ緩和されてるのはいかにもですね。その改憲案がどのようなものか? 解釈を大きく考えるとすれば、国民主権が、縮小。戦争放棄が、放棄しない。基本的人権の尊重が、制限に。つまり国が第一、国があっての国民という感じになりそうです。本来憲法は権力者の暴走から国民を守るためと言われているのですが、それがやや崩れる感じですかね。また戦争に参加することへのハードルも国防軍となり低くなります。また緊急事態と総理大臣が判断すれば表現の自由はなくなり報道やインターネット情報も規制することも出来るでしょう。総理大臣の権限が強化されます。ですから発動時の総理大臣の考えによることになります。このような内容なのですが、これは酷いと思うかも知れませんが、悪いことばかりとも言えません。秩序と自由の観点から言えば今まで自由を野放ししてきた結果どうでしょうか? 勝手なことばかりやり犯罪は増えてきたこともあり風紀は乱れ親子関係も希薄になってきた弊害がありますからね。その結果の少子化、ひいては愛国心の欠如です。また外交防衛では例えば湾岸戦争の時はお金を出しただけなので感謝されませんでしたし、イラク戦闘では他国が戦ってる時、後方支援だけでしたよね。改憲されればこのようなことがなくなり国際社会から評価されるようになるのです。とこのように考える人も多く一理あるとは私は思います。しかしもちろん、日本が戦争に巻き込まれる可能性が高くなりますし緊急事態条項発動で徴兵もあり得るでしょう。また欧米諸国などからは評価されございまするでしょうが、ロシア、中国、アジアの一部からは警戒され緊張を高めることにもなるでしょう。自衛隊の明記、緊急事態条項が改正の要になる感じですね。例えばもしかしたら自衛隊の明記だけということになれば、割りとすんなり通りそうですが、それでは自民党特にタカ派からは受け入れられないでしょう。統一教会との癒着が明らかになって来たので直ぐという感じではないですが、国民皆んなが真剣に改憲の内容を考えて護憲か改憲か、改憲するんだったら何を、そういったことを考えるのが大事だと思います。9条は維持派した方がいいと思っています。