老人は 古く少し うすよごれた

衣をみにまとい 荒れていく

荒野を 旅をする


人生を長く 生きた分だけ

背中に 想い 荷物をせをって


喉の乾きを おぼえ 

少しだけ 水を 口にして

少しづつ 荒れていく 荒野を見つめ


昔は こんなに 荒れていたのか

ずいぶんと 人を 傷つけてきたのか

ずいぶんと 自分も 傷を 負った

ずいぶんと 得たものもあったが

ずいぶんと 失ったものもあった 


そんな 想いを はせながら

先に 逝った者達の

少しだけの 想いを ひきずり

荒れていく 荒野を 旅をする


日の沈む 荒野を みつめ

老人は 一言 つぶやいた



人間とは なんと 

悲しい  生き物だと