春、幼なじみのサトちゃんとヨモギを摘んで帰った。
サトちゃんのお母さんが、小豆を炊いて、ヨモギ餅を作ってくださった。
夏、しげみちゃんちの自家菜園で、一番なりのデッカイ西瓜をご馳走してもらった。
丹精込めてつくった西瓜、惜しげなく、振舞ってくださった。
秋、純ちゃんちのお母さんに、餃子の包み方を教えてもらった。 みんなで包んだ餃子を
三時のおやつに食べさせてくださった。
冬、剣道の昇級審査で落っこちてしまった私の肩にそっとコートをかけてくださった
トモちゃんのお母さん。
長い影をぼんやり見ながらとぼとぼ歩く帰り道。
のれんをくぐって、目の前に出てきたのは味噌ラーメン。
初めて食べた。 涙味の味噌ラーメン。
他にも沢山の胃袋の思い出。
私、くいしん坊だから、ちゃんと憶えています。
その時の音や匂い、みんなの笑顔・・・
母の味は勿論なんだけれど、 他にも沢山のお母さんの味に
お腹も、心も、満たしてもらったんだなぁ
私も、お母さんになったら、きっと・・・
心のどこかで、なんとなくだけど、忘れずにいたこと。
私の子ども時代は、働いているお母さんはまだ、少数派でした。
今は家に居るお母さんは珍しいくらいなのかな?
でも、私が嬉しかったこと、今の子どもたちにも伝えたくって・・・
息子が連れてくる友だちと一緒に 餃子包んだり、 ホットケーキ焼いたり
カキ氷、シロップjかけ放題ごっこしたり、 たこ焼き焼いたり・・・
そんなことをぼんやり思い出していたのだけど、
なんのことはない、
こっちが楽しませてもらってたんだな~って。
私がお世話になった友達のお母さんたちは、どんな風に思っていたのかな?
秋だからかな、急に寒くなったからかな こんなことを思い出すのは・・・
鼻の奥が、ツーン。
決め台詞がでるまで、今しばらくおまちください・・・
( 決めゼリフって、いったい・・・)
