昨年購入、半年ほど安定して使っているソニー WI C-100。スマホとの組み合わせを前提にお話。


先に言ってしまえば、音質については非常に大人しくマイルドな品と思うが、総合的に扱いやすいガジェットだと思う。


左右一体型(ソフトネックバンド型)ワイヤレスイヤホン

C-100は、左右別体の完全ワイヤレス型ではなく、やや平べったくなったコードで左右がつながっている。左右一体型だ。


左右独立完全ワイヤレス型に比べ

・なくしにくい、見つけやすい
・耳付近に重いもの・目立つものがない
・充電状態について一つの管理で済む
・ケースが要らない
・ケースに入るか気にせずイヤピースが選べる

といったメリットがある。

ネックバンド型ワイヤレスと比すると、

・バンド部が目立ちにくい
・軽い
・持ち運びしやすい(有線とほぼ同じ)
等がメリットとなる。

音はマイルド

まず音質について素人的に書くと、やはり大人しいという印象がある。

明るいというよりは少しくぐもり気味で円い傾向。

低音が凄いとかは全くないし、他の部分でも特に目立つ音や刺激というのは感じない。


マイルド、ソフト、円みがある、今の言葉で言うとウォームな感じなのかな?

これは、コストカットでそうなってしまっているというより、イージーに聴けるように設定されている、というのが大きいと思う。

操作部

操作部は左側に設けられる。この左右ぶら下がっている部分にLRの目印がある。


中央ボタンでON/OFF、+−ボタンクリックで音量調整、長押しで選曲となる。

音量調整は30段階。

またこの左側部分に充電用(タイプC)穴も設けられる。

右側部分はのっぺりしていてボタンも穴も何もないため.、暗いところでの左右判別もできる。

見た目はややチープな印象であるが、音同様丸みのあるデザイン(寝転びながら使ったりしても痛くない)、軽くかつ安心感あるボタン操作フィールであり、操作部自体の満足度は高い。

操作部は触りやすい位置じゃないかも

操作部の出来はよいと思うものの、

襟のあたりに位置し、しかもそれがいつも同じ位置ではない(どうしてもズレる)ため、

手指がうまく届きにくい感じがある。

また、マイクも適切な位置に常にあるとは行かず、マイクの使い勝手にこだわる人には向かないと思う。

ケーブルは滑らかで絡みにくい

左右をつなぐケーブルは滑らかで平べったいもの。ホン部からのコードも質がよい。

絡んだり、それによってクセづいたりしにくく、人前でも見苦しい感じにはならない。


現に半年以上あちこちに連れ出し、寝ながら使ったりもして、こうしたきれいなコード感を保てている。

長持ち

ソニーはWI C-100の特長としてロング駆動を挙げている。

連続25時間ということだが、つけたまま寝てしまって3割くらいはバッテリーが減ることがあり、それ✕3として20時間くらいは持つという体感がある。

メーカーとしては「スタミナ」という表現をしているが、最大音量も低く、そうはしなくても全体に派手に鳴らないため、むしろ「省エネ」「エコ」といったイメージが合うと思う。

また10分の充電で1時間使えるとしており、もしほぼ空の状態で朝起きたとしてもそんなにガッカリすることはない。

専用アプリ

専用アプリが用意される。

個人個人の聴こえ方(聴こえやすい音の位置、高さ等を調べる)に合わせたチューニング(最適化)も行える。これはスマホ画面の指示に従って答えていけば良く、簡単だ。

ペアリングと音量調整以外一切何もしなくても使い始められるが、

個人向けの最適化を行うと確かに聴こえのクリア感が増し、立体感・空間感みたいのも良くなったと思う。


イコライザーはカスタム2種+プリセットが10種類あり、まず十分だろう。

適度なもてなし感があり、マニアック過ぎるわけでもなく、アプリ周りは良い感じだ。

音質をやや上げる「DSEE」という機能があり、これをOFFにすると若干電力消費が減り、原音にやや近くなるという。正直あまり分からないのでONにしている。

かけ心地は微妙か?

20gと軽量(10円玉一枚が4.5g)であり、上手くかかっていれば、その存在をほぼ忘れるイヤホンではある。


しかし、☝️ いつもこのようにきちっとかかっているかというと、それは難しく、

どうしても左右いずれかにズレ易い印象がある。

かといって、普通に有線モデルのようにコードを下に下げてしまうと操作・マイク・バッテリー部の重みで引っ張られてしまう(クリップで服にとめる手はある)。

しっかりしたネックバンドのあるタイプの方が、かけ心地自体は好みに合う。

イヤーピース

イヤーピースはシリコン製。


サイズ違いのスペアも付属する。
柔らかく、圧迫しないフィット感、なじみ感がある。

どうも合わない場合、または幾らか没入感や低音感を出したければ低反発が良いと思うが、ノーマルでかなり良いと感じる。

Bluetooth機ならではのメリット

イヤホンをしたまま、スマホから離れても大丈夫。10メートル弱は届く。※本機は金属の扉などの遮へい物にはやや弱い印象。

有線モデルでは、例えば屋内で音楽を聴き続けるならば居間、キッチン、洗濯機周り、ベランダ等とスマホごと移動することとなるが、そのストレスから解放される。

外でスマホを操作する際も、スマホにはイヤホンに関するものが何もついていないわけだから、身軽そのもの。

スマホの充電も、イヤホンの充電とは全く無関係に、好きな時に行える。イヤホンのために分岐ケーブルを買ったり、ワイヤレス充電にしたりする必要もない。

有線イヤホンはどうしても度重なる抜き差しでスマホ本体コネクタを傷める可能性があるが、それがない。※延長ケーブルを介させるなどの対策はある

また、上着を着たり脱いだり、ショルダーバッグやスカーフを使ったりといったときにも、必要に応じてサッと外してかけなおせる。左右別体式とまではいかないが、身だしなみ面での気楽さもある。

Bluetooth機特有のデメリット

当然だが、電池がなくなってしまうことがある。

スマホに繋ぎさえすれば即使える有線とは、ここはどうしても違う。

また、「遅延」も生じるため、ゲームやアプリカラオケなどにも向かない。それをいくらか低減する「ゲームモード」等は本機にはない。

そしてやはり音質は、有線モデルには敵わないと思う。この機種特有のチューニングとはまた別の話だ。

音の細かさ、空気感、つや感、小さなきらめきやはなやぎ? または音量全般にどうしても欠ける。ハイエンドモデル等のことは全くわからないが、素人なりには思う。

なくしやすさ・みつけやすさについては、有線(ずっと挿しているわけではない)とそんなには変わらない印象。


むしろ逆に、「(イヤホンは鳴っているが)スマホのほうが、どこにあるかわからない」というケースがあるかも。でもこの場合イヤホンが充電されていれば音を鳴らして探すことができる。

ライバル機は? 

機能や形状が似ており、価格帯もほぼ同じ国内メーカー品というと、オーディオテクニカ ATH-CKS330XBT  あたりが挙げられる。

もっとも、本来もっと高いものをオークションで手に入れるとか、安いものでも光る一品を見つけるとか、広く考えればライバル的存在はかなりあるだろう。

まとめ

やはり 
1 音がマイルド過ぎる点
2 首にかけやすいといい切れないこと
3 操作部の位置が微妙な点

この3つが個人的マイナスポイント。

書き忘れた、本機にノイズキャンセリングはつかない。が、それは価格と全体の出来の良さから見て仕方ないかも。

しかし、上の3つ以外は扱いよい点がたくさんであり、やはりロングセラー、ベストセラーなだけはあると思う。

【おわり】