別所哲也が「ハムの人」ならば、わたい祥夫は「タオルの人」
それくらいタオルのイメージが強くなったA=440先生にとってのこの夏。
そして、あの兄者にとっての夏は自曲のタイトルに用いるほどだからそれを歌いさえすれば言うことなし。リールばかり止めていたとしても十分夏を満喫しているはず。
ところで、私にとっての夏とは何だったのだろう。
振り返ってみれば特別な思い出も、たいした起伏もなかった気がする。
だからといってはアレだが、私はこの日の路上に懸けてみることにした。夏を掴むために。
空には満月、人はそれをブルームーンと呼ぶほどこの日の月は鮮やかなものだったらしい。
満月の夜は不思議な力がわき出てくると言うが、それもあながち間違ってはいないような出来事がたくさんあった。
その力のせいか、欲望にまかせてとにかく歌いまくった。
今週は早く歌いたくて仕方なかったのでそれもあると思うけれど、これでもかと歌いまくった。
歌いまくれば、それを聴いてくれる人もたくさんいた。
串カツをくれた人への感謝の気持ちをこめて「串カツうめぇぜ~!」なんて即興で口ずさめばそれに合わせて踊り出す人もいた。
うぉーッ!!
まるでオオカミのように。
これも満月の力だろう。
適当に口ずさんだ曲で無条件に盛り上がる。
ウェディングソングじゃなかったけれど、この自由さこそがアイデアなのかもしれないと思った。
人がまばらになればゆったりした曲を歌い、そこにまた人が集まる。
そしてまた歌う。自身の喉との折り合いなんてお構いなしに。
最初から最後まで余すことなく楽しかった。
みんなありがとう。
【今週の一曲】(今週は二曲)
思いがかさなるその前に…/平井堅
最近聴いて、いい曲だなって…(遅い?)
覚えたての曲を古河の平井堅の前で披露するなんておこがましいにもほどがあるけれど歌ってしまった。
うすっぺら/ゆず
約束通り披露。雰囲気的に「うすっぺら待ち」みたいな感じだったのが嬉しかった。
この後、ゆずの曲を立て続けにやっていたら「月影」で泣いてくれた人がいた。
はじめて歌った曲だがこれも満月の力だったのだろう。
最後はえみちゃんまん先生のリクエストにお応えして「てるてる坊主」
「森のくまさん」同様、自分では好きじゃないけれど周りに支持されている曲(笑)
ただただありがたい。
この夏いちばんの路上になったのは言うまでもないでしょう。
最後に一言
「焼き肉うめぇぜ~!」
ごひいきに。