戦うヒロイン像はセーラームーンが変えた。というのが私の持論です。

 

セーラームーンが登場する前の戦うヒロインと言えば、
(1)男装の麗人。または女性であることを捨て戦うヒロイン。[例・・・リボンの騎士、ベルばらのオスカル。聖闘士聖矢の魔鈴やシャイナ。アニメ三銃士のアラミスなど]
(2)戦隊モノの紅一点。あくまで男性ヒーローの引き立て役なので強くはない。[80年代後半くらいから女子2人というパターンも出てくる]
というパターンが多かったと思うのです。

 

しかし、そのヒロイン像をいい意味で壊してくれたのがセーラームーンだと思うのです。


まずは、女性であることは捨ててはいない。女は女の戦い方がある。可愛いまま戦う。
次に男性より強い。実はタキシード仮面が弱いという説もあるけど(笑)

 

アニメのヒロイン像って、現実社会にも反映されているところがあると思うのです。

バブルの頃に80年代に女性の社会進出が進んでOLって言葉が生まれて、社会でキャリアを積むためには女性の幸せはあきらめないといけない。結婚するなら自分の夢はあきらめて仕事は辞める。仕事をしながら家庭も子育ては成立しないと思われていました。今はもうOLって使わなくなったなぁ。

 

ところが90年代に入ると、バブルが崩壊して職業の名前も看護婦から看護師。保母から保育士に変わったりと、男女の雇用が平等になろうとしていました。

 

2000年代以降になると、就職氷河期と言われ非正規雇用や派遣社員が増えたりして、雇ってもらえないのなら起業しようという女性も出てきたりしました。世の中が不景気だから結婚が永久就職なんて幻となり、子どもがある程度大きくなったら仕事しないと子どもを養えないし、社会で働く女性が増えました。

 

セーラームーンが出てきたのは90年代後半。その頃に子ども時代を過ごした人たちが今大人になって、結婚も子どもも育てて仕事をする。自分が自分らしく生きる。

 

自分が20代の時は、20代前半で結婚して子どもを設けるのは社会的はキャリアを積む道をあきらめる選択肢だったけど、今の若い子達は違う。

 

卵子の老化する前に子どもは若いうちに産む。社会的キャリアは後でどうにでもなる。
体力がある若いうちに子どもを育てる。それがもう可能な時代になりつつあると感じています。

 

「私達が若い頃は・・・」というセリフは言いたくない。
時代は急速に動いている。今は今のやりかたで臨機応変に生きないといけない。

 

自分が望んだ状態は自分が去った後に出来上がるのかもしれない。だけど、少しずつだけど自分が望んだように社会は進化しているのかな。