暗黒の宇宙から届いた、支配者からの招待
謎の香りに包まれた、絶対権力の甘い味
そこには、欲望を満たす全てがある
宇宙でたった一人その資格を持つ男が、座標を定めて走り始めた
生まれながらのPS、異能者、神の子・・・
全宇宙を敵にしても、我が元に来るべし
我は与えん、無限なる力を
我は伝えん、3000年の愉悦を
全てをこの手に！
今、「クエント」に最後の戦いが始まる！！
「諸君、ワイズマンの為に・・・命を捨てろ！」
「キリコーっ！
見殺しにする気かぁ！！」
「彼の後継ぎになるというのは、本気ではないな？」
「だとしたら、フィアナやゴウトたちを捨てはしなかった」
「ワイズマンの後を継いで、何の意味がある！？」
「戦争によって多くの人間が死に、また生まれ新しい文明が育つ・・・
戦争こそ、歴史の創造主だ、進歩の動力源だ
戦争は人間にとって、なくてはならない・・・
だからこそ、コントロールされるべきなのだ
一人の神によってな！」
「それをくい止める為に、ギルガメスとバララントが手を結んだ程だ
彼らは、俺を倒す為にここに向かっている・・・」
「キリコ、返事をして！キリコ！！」
「来るな！
・・・ フィアナ、もう逢いたくない！
俺は全てを捨てたんだ！！」
「フィアナ、奴を追っても無駄だよ！
奴は洗脳されちまってるんだ、でなきゃあれが奴の本性なんだよ・・・
近付けば、あんただって撃たれるに決まってる、
あのシャッコのようにな！」
「そんなに、それ程までに、ワイズマンの力が欲しいの？
無意味だわ！そんな力を手に入れて、どうしようというの！？
・・・ これ以上進むと撃つわ！
あなたを殺して、私も死ぬ！！」
「邪魔をするな！！」
「！！！」
「俺は来た、来たぞ！ワイズマン。
万能の力を、その力を俺は存分に試したい。
全宇宙の全ての奴らに復讐するんだ・・・
果てしのない戦争と混乱、地獄を与えてやるんだ！
この銀河の絶対支配、それが俺の望みだ
生きたまま神となってやる！」
全てを得るか、地獄に堕ちるか