こんばんは。

クラージュ保育園のえんちょです。

 

先日、お給食の時間が終わりかけた頃

ある子がヨーグルトの器を

ポーーーーーン!!と

いきなり投げて💦💦

器が割れてしまった事件が起きました。

 

子どもの問題行動って

これ以外にも

たたく

かむ

引っかく

いろいろありますよね。

 

こういう場面に出くわすと

私たち大人は

えぇぇぇぇーーーー!と思ったり

 

「痛いでしょ」「危ないでしょ」「ダメでしょ」

「ごめんなさい、でしょ」と言ってしまいがち。

 

クラージュでは

その言葉を発する前に

 

「この子は、本当は何がしたかったのだろう?」

「この子が、伝えたいことは何だろう?」を

 

まず私たち保育者が考えています。

 

なぜなら

人の行動には目的があるからです。

 

じゃあ、冒頭の器を投げた子どもは

一体何をしたかったのか

私たちに 何を伝えたかったのでしょうか。

 

実際に言葉で説明することはできないので

正しいかどうかはわかりませんが

 

給食の時間が終わりかけて

だんだんとお友達がいなくなっていく中

保育者の意識が自分ではなく

お片付けや次の活動にに向いているのを

敏感に感じ取ったのではないかなと思うのです。

 

わたし、ここにいるよ

 

って、伝えたかった

精一杯の声だったのではないでしょうか。

 

 

一緒にいてくれた先生も

その子を一人にしないように

そばにいようとしてくれたんだと思います。

 

でも、自分が相手の中にいなければ

どんなに近くにいても

子どもにとっては

いないのと同じ。

 

逆をいえば

ピッタリとくっついていなくても

相手の中に自分がいるということがわかれば

少し距離が離れても

同じ時間を過ごしていなくても

大丈夫なのです。

 

ご家庭でも

お出かけ前に

ママが支度に集中していればいるほど

子どもが困ったことをすることがあると思います。

 

ママは

この子と早くお出かけできるように

この子を待たせなくていいように

そう思って頑張るのですが

 

そんな時

子どもはちょっと寂しく感じるのかもしれませんね。
 

だったら私は

多少時間がかかったとしても

準備は子どもと一緒にしたらいいと思うんです。

 

お洋服どれがいいかなぁ?

これ持ってく?

ここに入れるね!

 

もしそれが難しければ

実況したり話しかけながらでもいい。

 

ママはここにいるよ

あなたはそこにいるねって

 

とにかくママの意識の中に

子どもがいたら子どもたちは安心するし

愛が伝わります。

 

これが親子の間でできたら

保育園に預けるのも全然怖くない。

子どもは安心して大人から離れていくことができるからです。

 

子どもと一緒にいるって

ただ近くにいることじゃない


大切なことを改めて教えてもらう

できごとでした。