こんにちは。

クラージュ保育園のえんちょです。

 

このところ、

『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』という

本を読んでいます。

 

 

今はもうお亡くなりになられているのですが

児童精神科医の 佐々木正美先生の本で

 

離婚を経験したママたちに

少しでも伝えられることがあるんじゃないかと思い

読み進めています。

 

わたしは

保育の世界でお仕事をしてきた経験から

子どもが健全に育つかどうかは

「両親が揃っている」か

「ひとり親である」か が

本質的な問題ではないと思っています。

 

でも実際は

離婚を経験し

ひとりで子育てをしているママたちが

 

「子どもにかわいそうなことをした」とか

「親に申し訳ない」と罪悪感を感じたり

 

「父親との関わりがないから。。。」と、自分だけでは子どもがちゃんと育たないんじゃないかと心配したりする姿を見てきました。

 

確かに子どもが生まれるのは

お父さんとお母さんがいてこそ、ですし

両方揃っているのに 越したことはないかもしれません。

 

だからといって

子どもの健全な成長には

お父さんとお母さんが揃っている方がいいというのは

本当にそうなのかな??と思うのです。

 

「お父さん」と「お母さん」というのは

子どもの成長に対する役割の一つであり

 

それぞれの役割は

子どもという存在を中心にして

しっかりと果たされるよう

「社会」が補完することができるんじゃないかなと

思います。

 

これをわたしの感覚ではなく

その根拠になるものが欲しいと思っていたところ

たまたまこの本を見つけました。

 

ページが進むうちに

これは、離婚したか、してないか ではなく

お父さんか、お母さんか でもなく

 

子どもの心に寄り添い 成長を支える『人』として

一番近くにいる親という存在が

自分の人生をどう生きているかが

子どもの成長にはとっても重要なんだという

確信が生まれてきました。

 

親である私たちは

ついつい目の前の「子ども」を見てしまうけれど

一番はやっぱり「自分」なんですよね。

 

これは

ひとり親でも、そうじゃなくても

同じこと。

 

この本は

その親が、何を大切にしていたらいいいのかを

教えてくれる本でした。

 

明日から少しずつ

その内容に触れつつ

お伝えしていきたいと思います。