ハッピー相続をお届け西塔夏子です。https://saito725-office.com



家裁の書記官をやっていた方の研修動画を見ました。とても面白かったです。


これから日本は認知症の方が増えます。


600万人になると言われています。


今、家庭裁判所がさばける認知症患者は、20万人がマックスです。 


つまり、この国はそのうちパンクします。


今、認知症の方への対応は、


法定後見人


任意後見人


見守り契約


遺言


信託


色々あるけど、こうすればいいよ!という完全モデルがありません。



なぜかというと、


相続人がいるのかいないのか?


お金があるのか?少しあるのか?

全くないのか?


不動産はあるのか?ないのか?


不動産は、市街地にあるのか?田舎の山奥なのか?

売れそうなのか?全く売れる見込みがないのか?


親戚同士が仲が良いのか?悪いのか?


理不尽なことばかり言っている親戚がいるのか?と


パターンが様々で複雑だからです。


後見人の仕組みも完璧ではなく、どれも帯に短したすきに長しですもんね。


任意後見人と信託を組み合わせたりする、高度なテクニックも必要です。


実際、熊本県では信託に詳しい弁護士、司法書士、行政書士に会ったことはありません。まだまだ未開の分野ですね。