飛行機で3時間半の遅延 | トリプルセブンの低空飛行
昨年のお話です。

出張の帰りの便で最終的に3時間半遅延しました。私は1分でも早く家に帰りたい派なのでかなり痛かったです。

予兆は朝からありました。北海道で大荒れの天候で欠航や遅延が発生していました。私は福岡への出張だったので直接の影響はないと思いたかったのですが。

仕事が終わって空港に向かおうと地下鉄の駅に行こうとしたときにANAからのメールに気づきます。嫌な予感その1です。予約していたフライトが2時間遅れるとの情報。すでにこの時点でかなりきついです。なぜかこのときは出張だったにもかかわらず予約変更できないチケットでした。

時間を潰して空港に向かおうとしたとき、再度ANAからメールが。嫌な予感その2です。さらに1時間遅れるとのこと。

ここで方針転換します。

このまま飛行機に乗ってもその日のうちに帰れなさそうだったので、金曜日だったこともあり、福岡で1泊して土曜日の朝帰ろうと。ただし、ホテル代をANAからふんだくった上で。

フッフッフッ。

対決ムードを自分の中で高めていざカウンターへ。担当が新人ぽいかわいいおねえさん。対決ムードは一気に消滅してフレンドリーモードに切り替わります。

私から「3時間遅れている便の予約を持っています。明日の朝の便に振り替え可能ですか?また、ホテル代も出していただけますか?」と申し出ます。ここでおねえさんはマニュアルをめくっていろいろ確認してからの回答は、

「(予約変更不可の運賃ですが)明日の便に振り替える対応は無料でさせていただきます。ホテル代の補償は致しかねます。」

とのこと。予約便が直接かどうかは分かりませんが北海道からくる便で、天候の影響で遅延していると。天候による遅延なのでホテル代は出せないということです。予想どおりの回答でした。残念。しかもおねえさんがかわいかったのでもうごねることはせずに素直に撤退しました。

寂しげにカウンターを去ろうとすると、遅延のお詫びに空港内のレストランで使える2000円分のクーポンをくれるというので、いただきました。そしてステーキ屋さんに入ってステーキをタダ食いしました。ご馳走さまでした。

制限区域に入ってさらに30分遅延して合計3時間半の遅れとなりました。そして電車・バスでの当日中の帰宅することはできないことが確定です。

ところで、私は制限区域の外で2000円分のクーポンをもらったのでいろいろとレストランの選択肢がありましたが、先に制限区域に入った人は改札のカウンターでクーポンを受け取っていましたが、正直、そこでもらっても使いようがないと思うのですが。1回外に出て再度手荷物検査を受けるのかい?

それからいざ搭乗となる直前に、「大幅遅延のためプレミアムクラスのお食事は用意できません。お詫びに(いくらか忘れましたが)お食事券を差し上げます。」的なアナウンスがありました。

優先搭乗でプレミアムクラスに乗るであろうサラリーマンが、

「えー!機内食あてにして飯食ってなかったのに!」

と叫んでいたバカがいました。こいつは俺はプレミアムクラスだぜをアピールしてるのか!?

プレミアムクラスに乗るような方は、せめてそのときにぐらいは紳士であってほしいと思います。エコノミーのお客さんも、空港職員も、CAさんもみんな疲れているのですから。

結局、羽田空港到着後、全力で近づけるだけ近づいてホテルに泊まって次の日の朝自宅に帰りました。ホテル代は無事に私の会社から出してもらえました。

でも、こんな大変な思いをしたのなら素直に福岡に泊まればよかったと後悔しました。