おはようございます。
3月17日(木)の朝を迎えました。明日からセンバツ高校野球が始まりますね。コロナ対策のまん延防止等重点措置も21日で解除の方向で、少し落ち着くのかもしれません。そんな今朝は、玉置さんプレゼントツアー6曲目のコチラから。
「カリント工場の煙突の上に」♬
「カリント工場の煙突の上に」は、1993年9月22日発売の玉置さんのアルバム「カリント工場の煙突の上に」に収録されています。
この「カリント工場の煙突の上に」、玉置さんをして、「そう簡単な気持ちでは歌えない」と言わしめた曲。それもそのはず、幼い頃に川で溺れて亡くなった近所の「よっちゃん」と、それを受けて命を落とした「よっちゃんのお母さん」への鎮魂歌なのです。
しかし、そのとても悲しい気持ちを、須藤晃さんの作詞力を借りて見事に昇華させ、発表となりました。
この曲は、玉置さんのソロツアーでは歌唱されていたものの、ソロツアー専門曲にとどまっていました。それが、29年の時を経て、今年ついに玉置さんシンフォニックコンサートに登場したのです。これはひとつの「事件」と言って差し支えないほどの大きな出来事です。
このことにより、今年の35周年記念シンフォニックコンサート・アルカディアは、ファンの方も心して参加しないといけない、そんな状況となっています。
今さらですが、この歌の歌詞を見ていきます。
一番の終わりの1行を。
僕は 町を捨てた 夢を探し始めた
故郷旭川のことを思い、上京したということを表しています。そして、極めつけはココ。
僕が今でも泳げないわけは
川で溺れたあいつのせいさ
堤防から放り投げた
花束は流れてきえた
よくココを歌詞にしたなあ、と思います。でも、コレを取り上げないと成立しなかったんでしょうね。合掌。
市営住宅の中の広場で リレーしたんだ みんなで
玉置さん宅は当時から最近まで市営住宅。旭川市神居町。旭川駅から歩くと40分ほどかかります。そこに神居小中学校はあります。「カリント工場」は、玉置さんの少年時代の遊びの待ち合わせ場所でしたが、今はもうありません。歌としてこの世に残り、良かったと思います。
空よ 僕を忘れないで 思い出してくれ
大空よ 僕をあの場所へ連れていってくれ
カリント工場の煙突の上に
skyblueも、旭川の街や空を忘れません。また行きたいと思います。「カリント工場の煙突の上に」は、人を旭川へといざないます。


