鉄腕アトムと原発問題（来るべき未来エネルギーとは？）
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最近、なにかと原発の話題が多いですね
大事なことなので、当然といえば当然ですが・・・
今、話題の「原発って何だろう？」
そもそも「原発」は、原子力発電所の略です
原子力の原子とは？
ドイツ語で、ATOM（アトム）といいます
手塚治虫氏の代表作『鉄腕アトム』
そのアトムの名前の由来は、『原子』から名付けられています
では、原子力発電所とは何なのでしょう？
ウラン（原子番号 92 の元素）や
プルトニウム（原子番号94の元素）
といった元素が
核分裂反応をする際に発生する熱があります
その熱で、水を沸騰させ
さらに、水蒸気で蒸気タービンを回して発電する
簡単に言えば
発電（電力以外のエネルギーを電力に変換）する施設を
発電所というのです 
鉄腕アトムの妹の名前は
『ウラン』から名付けられたウランちゃん （
アトムの左の女の子）
そして、アトム最大のライバルは
『プルトニウム』から名付けられたプルートゥ
皆、原子力に関わりのある言葉なんです 
手塚治虫氏の漫画人生におけるテーマは
「生命の尊厳」と「限りある命の尊さ」だと思いますが
具体的には
戦争反対
人類とロボットの共存
環境破壊への警告
永遠の生命
など幅広い範囲（それ以外も多数）を含んでいます
原子力問題に関しても
来るべき未来世界を予知していたのかもしれません
原発に伴う問題を要約すると・・・・
「入口」すなわち、原発の燃料となるウラン採掘の問題
「出口」すなわち、原発の核廃棄物の問題とがあるのです
ウラン鉱山の周辺の環境は、確実に汚染されるうえに
使用済みの核燃料を完全に無害化する技術はありません
それにも関わらず、放射性物質は出続けてしまいます
さらに、使用済み燃料は非常に長期間の管理が必要で
中には数百万年もの長期にわたって管理が必要なものもあるのです 
現在の人類は、使用済み核燃料の問題を解決する力を持っていません
今のところ、原子力発電によって生み出された放射能廃棄物を
地中深く埋めるしか手立てはないそうです
それが果たして安全な方法なのかどうかは保証のかぎりではないのです
そのために、原子力発電所は
「トイレのないマンション」だと言われるのですね
しかも、そのマンションの部屋でさえ
「安全」とは言えませんでした
大震災や津波によって
いつ放射能をまき散らす「怪物」に変貌するか
分からない危険きわまりないものでもありました
現に稼働している原発による
現在の放射能被害の危険性を最小限に抑えたとしても
ウラン鉱石の採掘による放射能汚染
残土や放射能汚染水の処理によって
生じてきた過去の放射能被害
使用済み核燃料の最終処分によって
これから生ずるかもしれない未来の放射能被害の危険性を
なくすことはできません
マスコミなどで取り上げられている原発の「安全神話」とは
そもそも稼働している原発だけを問題にしているという点で
決定的な限界を持っていたのです
その限界を取り払い、原子力発電の全ての過程に関わる
環境汚染とリスクの総体を、今こそ俎上（そじょう）に上らせるべきでしょう
原発は、たとえ「地震や津波にも安全」だとしても
それは「クリーンで安全な神の火」ではなく
その「入口」と「出口」において放射能被害の発生を運命づけられた
「ダーティーで危険な悪魔の火」にもなりうる側面があります
原発は、保護・改善し、前進させることが急務です
日本はこの危機を通り越し、安全な原発エネルギーの開発
安定供給を作る必要があります
原発エネルギーは、平和利用する限り
天上界から見て『悪ではない』とも言われています
故・竹内均氏は、こう語っています
「次のエネルギー源としては重水素 重水素から分離するエネルギーが、次のエネルギー源になると思う」
重水素（普通の水素の2倍の重さの水素）は海の中に無尽蔵です
核融合の燃料ですね
核融合とは、２１世紀半ばの実用化を目標に世界的に開発が進んでいる
新しいエネルギーです
太陽はもちろん、宇宙に輝くすべての天体は
水素、ヘリウムなどの核融合エネルギーで輝いています
核融合炉は、現在の原子炉のような高レベル核廃棄物を出さない
人類究極のエネルギー源
核融合炉ができれば、核拡散問題からも、使用済み核燃料からの
高レベル放射性廃棄物からも、開放されるでしょう
但し実用化にはまだまだ時間がかかります 
しかし、「地上に太陽を！」という夢は、きっといつか実現するでしょう 
「ITER」 ＝ イーター
国際熱核融合実験炉という意味です
ITER計画は、２０１９年の運転開始を目指し
平和目的のための核融合エネルギーが
科学技術的に成立することを実証する為のプロジェクトです
日本・欧州連合(EU)・ロシア・米国・韓国・中国・インドの七極により進められています
地球のための国際協力への道という願いも込められているそうです
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人類初の核融合実験炉の実現計画（超大型国際プロジェクト）