こんにちわ。
私のもとに届く1番多いお問い合わせ、それはどうしても女の子がほしい。産み分けしたい。
だけど
○産み分けをしたことを誰にもバレたくない
○子供がいるのに不妊治療するのは不自然すぎて日本の病院には通えない(知り合いに出会うかも?)
○子供がいるので、体外受精はできても着床前診断をしてもらえない(産み分けには必須)
○日本で、着床前診断できたとしても、性別を教えてもらえない
○性別を教えてくれるクリニックがあっても口頭のみで、確実性がない
○受精卵そのものを(もしくは細胞)を外国に送るのは間違いがありそうで怖い
というお悩みでした。その一方で
○タイに行ったことがなく、タイの技術レベルがわからない。
上記は実際のスマイルクリニック(私は写真をとるのが好き)内部画像。Googleさんによると地元のタイ人から星4.9を獲得、もちろん自社で培養室完備の絶大なる信頼を誇るタイ随一の産み分けに特化したクリニック。
技術やサービスについて、私が語るより、翻訳サービスを使って口コミを日本語で読んで欲しい。
○海外で使う卵巣刺激注射が怖い。どんなものを何日間使うのかわからない
これもよくある質問。子供がいて体外受精経験はゼロの方に向けた”卵巣刺激注射剤”について。タイではどのような薬剤を何日間使って刺激するのか
今日は、その質問にお答えする形で、書いてみたいと思います。
まず、タイで治療を希望する方のほとんどは
- 体外受精の経験なし、お子様がいるが着床前診断を希望(年齢層30−40代)
- 自己採卵に限界を感じ、第三者に卵子を譲り受け自身に移植する卵子提供プログラムに進みたい方(年齢層40−50代まで)
このような悩みを抱えていらっしゃいます。
先日のお問い合わせは、まさに1番の方で、タイでしかできない治療を希望される方です。
わぞわざタイに来て、染色体23番目の性染色体を知るためだけに治療する。そのためには、一つでも多く良質な胚盤胞が採れなければ細胞を調べることすらできない。そして、産み分けは成功しない。
この場合の卵巣刺激注射は
- 卵巣刺激注射の量は一日300UI(高刺激)
- 注射は毎日同じ量で打つ日数は9日、伸びても10日までとし、短期間とする
そして大事なのが刺激のバランス
FSH:LH🟰3:1の黄金比率
これらを満たす薬剤は下記
A)メノプュア(Menopur)という名前で、その中身はHMG製剤(HMG製薬は日本の銘柄は違えど、日本でも広く使われるポピュラーな薬)
そして
B)日本でも馴染みの深いゴナールFというFSH剤(卵胞刺激ホルモン)
これを一日に2種類打ちます。単品でお使いいただくのではなく、メノピュア剤、ゴナール剤と交互に打ってもらうことが実は重要。
こんなふうに注射するのは、3;1の黄金比率を守るためなんです。
下記にもう少し詳しく説明しますね!
メノプュアのFSHとLHのバランス
メノプュアという薬の最小単位は75IU。青蓋のキャップ付き小瓶の中にFSH、LHが1対1の割合で同量ずつ入っています。
ゴナール(Gonal-F)の特徴
ゴナールFの主成分はFSHのみで、LHを含んでいません。
HMG剤には、たくさんの銘柄があり、FSHとLHの対比も違います。タイではいろんな薬を試し、胚盤胞にまで育つベストな薬剤を探し続け、今のレシピに落ち着きました。
〜黄金メニューを作るには、どんなものをどれだけの量を打てばいいのか〜
参考までに
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FSHの役割:
- 高濃度FSHは卵の最初の段階から、成長・成熟をうながし、卵胞の数を増やす
-
LHの役割:
- 卵胞の質を向上させるのに重要