採卵を終えたあとで
取れた卵は
確実に未成熟卵だとおもう、と
肩をおとされてた、まお医師を尻目に
本日、届いた結果は
まんまと
言われていたすべての卵を
無事に
正常受精(2PN)





させてくれたティダさん、、、神。
感謝と
尊敬と
どんなマジックを使ったのか
聞いてみたくて聞いてみたくて←とにかく
ミラクルだったっす



まず、通常顕微受精させる場合の
スタンダードな位置はこんな感じですよね。
Polar body と呼ばれる極体が一つでている
これは、成熟卵の証ですから。
この極体を見極めてから
顕微受精させないと
受精させることはできません。
そして、極体を12時の方向に
ピペットで固定。3時の方向から
精子を注入していきます。
でもね
でもね
その卵が成熟しているかどうか
見極める方法は
じつは1つの極体が見えているだけではなく
もう一つあるんだそうです。
ティダさんがおしえてくれました。
それがSPLINDLEと呼ばれる紡錘体。
この紡錘体
も
の
すっ
ご
く
大切なものなんです。
紡錘体とは、細胞が分裂するときに
重要な役割を果たす機関。
もし、顕微受精のときに、この紡錘体に
精子の入った針がささってしまうと
細胞の分裂が
とまります!!!













汚い絵だけど、紡錘体ってこんな感じ。
SPRINDLEって書いてあるものです。
通常、細胞分裂にかかせない
紡錘体は、極体のすぐ下にあるのが普通
なのですが(この手書きの図でいくと)
黒丸が紡錘体。顕微鏡に特殊なソフトを
セットしないと見えない。
この図だと極体の下にありますが
これがちょろちょろ動く。
動く理由は
卵の洗浄などのテクニックを使ったから
うごく、などはもちろん
紡錘体自身もちょろちょろ動くんだそう。
ティダさんは、紡錘体に精子入りのピペットを
注入しちゃうなんて心配は無用。
私はかなり高い受精率をだしているし
(たしかに今回は卵が少なかったとはいえ
100パーセントの受精率)
通常の受精卵であれば
(著しく弱い卵ならまた、
それなりの数字にはなるけど)←それでも
完璧な方法を提示してくれる頼もしい人

かなりの胚盤胞到達率を誇るティダ様。
紡錘体にピペットを差し込んでしまって
紡錘体がこわれ
それが原因で分裂がとまる確率は
かなり
かなり
かねり
低いのです。
そして今回のシークレット。
(たまに7時の方向も使う)で
大成功したそうです





あぁ、うれしい。
お客様と、飛び上がって喜びました。
これからも、嬉しいことも
もちろん辛いことも
たくさんたくさんあるでしょう。
でも、続けていけばきっといいこと
あるんだなぁ、、って
思えた幸せな1日でした


