出だしからして太陽の塔が現れる、映画クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲をレンタルしてきました。
2001年の映画で娘が産まれた年ですね。
だから子供を連れてクレヨンしんちゃんを観に行くような感じでもなく、クレヨンしんちゃんは特別好きなアニメでもなかったのでずっとスルーしてました。
ただ、クレヨンしんちゃんの映画は名作が多いと言う噂は耳に以前から入っていました。
今回YouTubeで岡田斗司夫の解説をたまたま見て、しんのすけの父親ヒロシが犯した罪とは?
そんな見出しが気になり調べてみました。
この作品は、ちょうど70年代くらいに青春を送った人が懐かしくなるような、歌が散りばめられてらいます。
吉田拓郎の今日までそして明日から、ヒロシの回想シーンでは白い色は恋人の色、などなど、、
ここの回想で子供を連れて観にきた大人達は泣いたようです。
子供の娯楽にと軽い気持ちで来た親達も懐かしさ、今家族の為に頑張って働いている自分、もう子供の頃には帰れない楽しかった日々等々を重ね合わせてしまいます。
クレヨンしんちゃんのいつもの作画と太陽の塔のリアルな作画のギャップに驚いてしまいますね。
ヒロシが家族を捨てようとした罰とは?
野原一家、この頃が親も子供も一番楽しい時期かもしれない、、しかし一番忙しくて大変な日々の中、幸せの渦中にありつつ見えなくなってしまうのかもしれません。。
幸せの渦中に本当は居たのです。
オトナ帝国の逆襲、懐かしい昭和の匂いで子供に逆戻りしてしまいます。敵役のケンとチャコもよかったですね。組織名はイエスタディーワンスモア。
家族を捨て、子供に戻るあたりは失楽園のようですね。立派な万博も目が覚めたらハリボテの模型でした。
失楽園しても何もいいことないと思います。
子供映画とは思えない出来でしたね。観るのが遅すぎた一本。