主題歌も当時観ていたはずなのに覚えていませんでした。一番最初の主題歌、永井真理子のミラクルガールの印象が強いのか?。

※あの時は、オシャレな絵柄のオープニングだった。
エンディング曲の中では辛島美登里の「笑顔を探して」が大好きです。
♪何故欲しいものを大好きと声に出して言えないの
今あたながいるただそれだけで安らぐ気持ち
つないでる その指を離さないで笑顔を探して
当時ヒットした、サイレントイブ歌った方で上手いですねぇ。
さて、YAWARA!は柔道の話です。
主人公は可愛い小柄な女の子、猪熊柔。
しかし、とてつもなく柔道が強い。
「柔よく剛を制す」
48キロ級の柔が、巨漢を一本背負いで軽々と投げ飛ばすのが気持ちいい。
柔は普通の女の子になりたいのだが、柔道家の祖父が小さい頃から教育をする。
天才的な才能で5歳にて父を投げ飛ばす。
祖父は孫のバルセロナオリンピック金メダル獲得に燃えている。
柔は、やる気がイマイチなのだが…
柔以外の登場人物が、なんせ熱い!暑苦しいと言ってもいいくらい。
そんな回りに押されて柔は大会に出続け勝ち続けていく。もう大衆も柔を放っておかない。
暑苦しいメンバーの中で、とても好きな女性がいます。
それは、3才からバレエを習い、世界一を目指していた伊東富士子である。
プリマになりたかったが、身長が伸びてアニメでは180センチに。トウシューズが履けなくなったために断念した。
トウシューズは、血で染まっていたと記憶している。小さいサイズを無理して履いていたのだ。
夢を失い脱け殻になっていた伊東富士子だが、柔の試合をテレビで観ていたく感動する。
そんな柔と偶然三葉女子短大で知り合う。
伊東富士子はバレリーナだったために柔軟性があり、リズム感身長で柔道の才能を開花させる。
階級は61㎏以下級。大内刈りと内股しか使えない。アンドゥトロワ!と掛け声を出しながら足を出すのは面白く、引き込まれます。
富士子さんは、柔に最初の頃、踊りたかった…世界の舞台で…あなたならできるんだから…あたしの叶わなかった夢が…叶えられるんだから…と、泣きながら語るシーンにグッときます。
やる気がなかった柔も富士子さん登場により、柔道を続けていった感じもあります。
アニメ版で白鳥の湖の音楽が流れ、空港の屋上!?で富士子さんがYAWARAがんばれ!と応援幕を持ち華麗に飛んだシーン好きだったなぁ。
字が一箇所反対だった。
柔も気付いて、富士子さんは涙でピースサイン。富士子さんは、よく泣くけどそこもいい。

富士子さんは、柔道で知り合った花園と恋人になり、子供も出来ます。復帰してオリンピックに。
富士子さんのエピソードは面白く、波瀾万丈な展開は名脇役以上かもしれません。

私は、柔道には全然興味はなくて、柔道どころか他のスポーツ、サッカーなどもよくわからない…オリンピックもたいした見ない…運動部とかまるで無縁。
そんな私ですが、何かに熱くなるっていいなと思わせる、アニメであり漫画であります。
柔道も面白く感じました。
漫画は以前全巻読みましたがまた見たくなってきたなぁ。
アニメ猪熊柔の声優さんは、とんねるずのねるとん紅鯨団でナレーションをしていた、皆口祐子さん。
甘いボイスが柔にとっても合ってました。
