
富江で知られる漫画家伊藤潤二先生の「人間失格」
竹一は、このように描かれていました。

かなりインパクトがある風貌ですね。
人として葉蔵が見下していたであろう竹一に、ワザと失敗したことがバレて「ワザ。ワザ」と言われてしまいます。
あのシーンは当時中学生か高校生の時に、小説で読んだ時は衝撃でしたね。見破られたショックが自分に起こったようでした。
人間失格は、昔の小説だから読みにくいと思いきや、どんどん読めたのもビックリしました。
少年期では、空腹を感じたことがないとか、欲しくないけど父の機嫌を取るためにシシマイと書いた所。
出だしから苦しくなりますが、引き込まれます。凄いです。
青年期では、信頼の天才ヨシ子との出会。もう、お酒を飲まないから結婚してくれないかい?という葉蔵にうなずきます。
でも次の日に、ごめん飲んじゃった…と。
そんなのウソウソ、顔が赤いのは、きっと、夕日のせい
瑞々しく書かれていてグッときますね。葉蔵とは対比するヨシ子。
後半は、もう落ちるところまで落ちるというか…
容姿もよく、頭もいい。今でいうとクラスのカースト上位であろう葉蔵は、恵まれているのにとてつもなく苦悩します。
もし私が葉蔵ならイエーイ、人生イージーモードと喜びますが汗。
しかし繊細な男性と言うものは竹一の言う通り女にモテるのかもしれませんね。