父と母は、国内海外を何回か旅行している。
父の妹は、北海道から出たことはない。
父は、妹の旦那はどこも連れてやらなくて妹が可哀想だとよく言っている。
母は、二十年前にガンになり父は会社を辞めて、退職金で、ハワイに何回かオーストラリア、岡山や九州などなど行った。
父は何回もその話をする。母は沢山旅行に連れていって貰えて幸せだったと。
私も話を合わせて、そうだね~と一応いう。
幸せだったのは父かもしれない。今は亡き母との思い出に浸って頭の中で母と旅行をしている。
しかし退職金で家のローンを払い、旅行で散財したあとは悲惨だった。
父も色々職にはついたが、私に借金もした。
母は円形脱毛になってしまった。
ちょうど年金が60才から65才にされようとしていた時で、確か父は徐々に行う段階の時期で、62才から満額貰えた。
55才で銀行を退職してから良かったのは何年かだけだった。
それならば旅行に何百万も使わないで生活費にあてて欲しかった。
父も母が死んじゃうかもしれないと思って、悔いなく旅行がしたかったといってはいたが…
そんなことがあったからか旅行にいい印象を抱かなくなっていました。
そんなにしてまで行きたいものなのか?
娘に迷惑かけてまで…
今は自分の年金でまかなって迷惑はかけてませんが…
母との思い出作りは遠くに行かないと叶わないものだったのか?
一緒に近くの公園でお弁当を食べたりとかではダメなのか?
そんなに色々見たいものなのか?
絶景なども今なら映像や写真でも可能ではないのか?
お金が沢山あって行くのは構わないのかもしれないけど…
父の妹は父には逆らわないので話もウンウン聞いています。お姉さんは幸せだったねって。
母は大人しい人だった、父に言われるまま旅行にいったのだろう…少し頭が弱い所もあったのでその後の生活苦は予期していなかったんだろうなぁと…