映画ネバーエンディング・ストーリーを観て、実際映画に出ていた本を欲しくなりました。
当時10才です。
少し児童書を読んで力をつけてきた頃です。
本は、とても高くてこれはイメージなんですが三千円から五千円くらいでした。
でも本となると親は喜んで買ってくれた記憶があります。

ミヒャエル・エンデ作
タイトルは日本語になっていて「はてしない物語」

中は赤い刺繍がほどこされ高級感漂います。
でも少しガッカリしました。
実は映画に出てきた本は…

蛇が尻尾を互いにくわえていて、エンドレス感がある立体的な飾りがなかったから(笑)
読んでも、まだ四年生でメゲたんですよね…
物語に入り込めない…
映画とは違う箇所が多すぎ…
本では主人公は、でぶっちょでしたが映画ではスマートなイケメン(笑)
でも高かったし捨てる訳にはいかないと思いました。
そして風邪で床にふせると母に読んでもらったものです。
かなり厚いのでホンのさわりですが…
でも、チャレンジは何回か試みました。
何歳の時か忘れましたが、入り込むことができ読み遂げれました。
フルーツが頭にはえる、おばさんの話が良かったです。
主人公は、でぶっちょからスマートになってました。
現実のでぶっちょから本の世界に行ったからです。
そこで、おばさんに可愛がられ、フルーツを沢山与えられます。
沢山食べているうちに、自分も誰かに与える人間になりたくなります。
この本は、読んでいる読者を本の世界の住人にしようと引っ張りこみます。
文字の色も変えて引っ張り込みます。そんな不思議な感覚も味あえます。