今、ニュースで大坂北部地震を見ていました。
割れた食器が段ボールにギッシリ入っていました。
それで思い出したのが、1993年当時は成人式の日だった1月15日
マグニチュード7・5
震度6の地震が私の住んでいる地域でおきました。釧路沖地震です。
私は18才。
直下型で縦に揺れた、ちょうど風邪で高熱を出しており、死ぬ!と思った。
あんなにおそろしい揺れは初めてでした。
あれから父は食器にガラスや陶器を嫌がりました。
プラスチックが一番いいとご飯茶碗までそうしてしまい、母に嫌がられた。
背の高い家具は処分し、低い家具ばかりになった。
釧路市には高い塀などはない地域でした。瓦屋根?というんでしょうか。そういう屋根もないです。
湿原がある為、地盤が弱く家を建てるには向かない土地ですが、杭を何本も深く入れており、建物が丈夫だった。
被害が少なく、地盤が弱いから土砂崩れはあったが怪我人も少なかった。
しかしあれから釧路の人は地震恐怖症に。
何故か冬に大きいのがあれからも来ている。
これからも何処にくるのか分からない。
ちょっと雪が降っただけでパニックになる首都圏では大惨事になるような気がする…
父は、母が死んでからプラスチックをやめ、陶器に戻りました。
一人だと食器の音がしないと寂しいと言っていました。