高校三年生の冬、誕生日を迎えて車の免許を取りに行くクラスメイトが沢山いました。
送迎バスが高校前に何台も停まっています。
私は免許を取得するつもりがありませんでした。昔から車とは排気ガスを出す悪い物と思っていたふしがあるのです。
親は身分証明になるから乗らなくても取った方がいいのでは?と…
そして私は免許を取らないまま高校を卒業しました。
会社の面接で「ないと不便だよ」と言われました。私は「歩いて通うので」と、言いました。
しかしそれから一年間で、私は社会人が田舎で車がない不便さを痛感しました。
そして夜間の自動車学校へ通うことにするのです。面接官だった課長には「そうだろ。だからいったろ」と言われました。
あと確か動機が失恋だったような気がします。なにか資格を取って成長したかった。
仕事をしながら自動車学校に通うのは思ったより大変で、学生なら冬休み期間(北海道は冬休みが長いです。)で取得する人も珍しくありませんが、私は1年ほどかかった気がします。
あとは料金が学生じゃないし夜間だから高かったです。カード分割払いにしました。
私が通った時くらいからオートマチック車だけの免許が出来て、それは安かったですが、まだまだオートマは障害者が乗るような風潮でした。
なのでマニュアルで免許を取ったのも長引いた原因の1つでした。
それと仮免に三回落ちました汗。
坂道発進が上手く出来ずに下がっていくのです。
4回目でしょうか…隣にいた教官が出来る人で指導してもらいながらなんとか仮免合格。
そして本免は道を覚えなければいけませんでした。
自転車で日曜に何回も回って覚えました。一日はかけたと思います。
筆記試験は大丈夫なんですが、実践になると本来のグズさがモロに出ました。
しかし本免は一回で合格しました。
春先に入学したのが、気が付けば高校生が沢山いる冬になってました。
年齢はたいした変わらないのに若く見えました。
あと私は当時、教育大の近くに住んでいて教育大の生徒も結構通ってましたね。
男子生徒二人と少し話すくらい仲良く?なりました。なんか気さくな人達で、わたしなんかに話しかけてくれたのが未だによくわかりません。
あとはオートマ免許取りに来ていた26才シンママさん。保険の営業をするため免許が必要だそうです。(彼女の仮免に同車しましたがオートマの坂道発進はなんとも無駄なような気がしました汗。)
なんだかんだ思い出があります。
どうしてもその授業を受けないと仮免が受けれないので、仕事帰りに会社の先輩に送ってもらいましたが、いつも送迎バスだった私は場所がわからず、先輩もわからず汗。授業の時間が迫ってきました。
もうタクシーで行きます(T-T)と言った所で目の前に教習所が(笑)
免許をとって満足して1年は車は購入しませんでした。
やっぱり車は、私にとって必要があまりなかったのですが、1年後にちょっとありまして。
そして高校生の時にほんの僅かだけ付き合ってもらったFくん。
彼は免許を取りに行きませんでした。
当時は知らなかったけど、親がブラックだったのです。ようは借金まみれだったのです。
ブラックだと知った時に、あの時自動車学校に通わなかったのはそういう理由だったんだ…と思いました。