無題 | なないろDreamer

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下駄履きの生活者ブログです。

昨日、母の担当看護師さんより父に電話があり、先生から話したいことがあるので、夜7時に娘さんと来てほしいとのことでした。

夜6時半くらいに着き、母の病室に顔を出すと横腹を押さえ苦しんでました。
「痛い痛い」と言うので麻薬系の痛み止めを持って来てもらおうか?と聞くと寝る前に飲むから我慢すると、もう今日は4錠も飲んでいるからと。

でも今までにない激痛にナースコールを押しました。
私は可哀相に可哀相にとさするしかありません…。


先生と担当の看護師さんとの話す時間になりました。ナースステーションでザワザワした中話すことになりました。

実は父は話しが長いのです。なんだかんだ一時間くらい経とうとしてます。海老蔵の奥さんの話しまでしだして泣いてます。
わたしも「そろそろ…迷惑だから…」と言いました。先生は今後の治療についてどうするか選択してほしかったのと、看護師さんは母と話して「やり残したことがある」と言っているので話しを聞いて欲しいといいました。
母は外泊は無理だと断っているが、先生は誰も病院が好きな人はいないから本心は外泊したいのでは?と。
母は父の面倒を何も見れないので外泊したくないようだ。
一歩も歩けません。寝返りも打てず床擦れも少しあります…


治療は抗がん剤。ただ体力がないので命懸けになると治療しないとなると余命は二、三ケ月。

抗がん剤はやめて緩和重視にしました。

一時間と長い時間に嫌気がさしていました。

でも急に涙が出て慌てて拭いました。
そのあと嗚咽も漏らしてしまいました。

父は「何か質問ないかい?」と私に聞きました。

『あ…いえ…いつも感謝しています。。』

先生と看護師さんは頭を下げてくれました。

そのあと母がトイレと眠剤を飲むのを見届けて帰りました。(トイレはベッドの隣に看護師さんが持ってきます。)